今年の年末年始は例年に比べて長く、ゆっくり心と体を休めリラックスできた人も多かったのでは。しかしその反面、規則正しい生活から離れることによって、つい食べ過ぎてしまったり、体を動かす機会が減って、体重計に乗ってみてびっくり! という人もいるかもしれません。正月太りのワードはよく耳にするけれど、実際に世の女性たちはどのくらい年明けの体重増加に悩んでいるのか…。そこで今回は、大正製薬が実施したアンケートから、正月太りの実態についてチェックしていきましょう。
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ダイエットサポート飲料「コバラサポート」を販売する大正製薬では、 働く女性を対象に「正月太り」に関する調査を実施。20〜30代の働く女性2,000名に事前調査をしたところ、「年末年始のタイミングで、体重が増えた経験がありますか?」という質問に78%が「ある」と回答。約8割と大多数の女性が、正月太りを経験していることがわかりました。
その結果を踏まえ、正月太りの経験を持つ女性500名に再度アンケートを実施し、正月太りの実態について、よりくわしい内容が明らかに。
■正月太りの気になる実態は?
正月太りの経験を持つ女性500名へのアンケートで、「これまでに、正月太りで最大何kg体重が増えましたか?」という質問に対する回答の平均は2.6kg。
また、正月太りの原因を聞くと「食事量が増えたから」(94%)、「カロリーの高いものを食べる機会が多かったから」(66%)、「運動をする機会が減ったから」(51%)などの理由が上位に。
これらの回答から読み解くと、帰省先や新年会などで、もち・酒などの糖質が高いもの、味の濃いごちそうを食べる機会が多い反面、寒さや気のゆるみで運動不足になり、太りやすくなってしまったといえそうです。
また、「年末年始の休暇が゙⻑いほど、正月太りをしやすくなると思いますか?」という質問に対し、「はい」と答えた女性は97%にのぼりました。そして、「正月太りは、新年のやる気に影響が及ぶと思いますか?」と聞くと、71%の女性が「そう思う」と回答。正月の体重増加は、年始の仕事や家事のモチベーションにまで支障をきたしてしまう可能性が高いようです。
■寒くて外に出たくない! 正月太り解消ダイエットはザセツしやすい!?
次に「正月太りのあと、ダイエットをしたことがありますか?」と質問したところ、63%が「ある」と回答。年末年始に増えた体重をそのままにせず、ダイエットにとり組む人が多いようです。
一方で、「正月太り解消のダイエットはザセツしやすい」と感じている女性も85%に。
理由としては、「寒くて運動したいという気持ちにならない」(80%)、「新年会など飲み会やイベントの機会が多い」(59%)、「厚着でごまかせるためあと回しになってしまう」(41%)などが上がっています。
また、実際にダイエット経験者の68%が「正月太り解消に向けたダイエットの途中で、ザセツした経験がある」と回答。約7割の女性が、体重が元に戻る前にあきらめてしまったことがあるようです。
■正月太り解消のために試してみたことは?
なお、具体的な「正月太り解消のダイエット方法」について聞くと、「食事制限」が87%で最多となり、「筋トレ」(43%)、「有酸素運動」(36%)などを大きく上回りました。ダイエットにおいては、運動以上に食事制限を重視している女性が多いことがわかります。
しかし、正月太り解消の食事制限について聞くと、「空腹をツラく感じたことがある」人が91%に。
「食欲がガマンできなかったことがある」(95%)、「反動でドカ食いをしたことがある」(84%)など、本末転倒な結果に陥ったことのある女性も少なくないようです。
そこで、「食事制限中、ムリなく食欲がおさえられるアイテムがあれば使用してみたいと思いますか?」と聞くと、じつに92% が「そう思う」と回答。多くの女性゙が、空腹感をやわらげるアイテムを求めていることがわかりました。
■その食欲はホンモノ? ダイエット成功のコツは「食欲を見極めること」
正月太り解消のためには、食事制限と運動が重要。ある程度の食事制限は、ダイエットにおいては必要不可欠なもの。空腹感がツライという人は、まず「今感じているその食欲が、ホンモノの食欲かどうか」を確認してみましょう。
食欲には、体が空腹状態になったときの本物の食欲『代謝性食欲』と、ウソの食欲『認知性食欲』の2種類があるのだとか。ウソの食欲である『認知性食欲』は、食事の時間になったからという理由や、食べものを見たり食べものの話をしたりするなど、外部からの刺激で起こる食欲のこと。何かを食べたくなったとき、「その食欲がホンモノなのか? ウソなのか?」をいったん考えてみるのはいかがでしょうか。
それでも、お腹を満たしたい、間食をしたいというときは、低カロリーのもので心を満たしてあげることも大切です。ガマンのし過ぎはストレスになり、リバウンドにつながってしまいがち。食欲をじょうずにコントロールしながら、ストレスをためないように工夫することがダイエットにザセツしないコツ。 今年を気持ちよくスタートするためにも、じょうずに食欲とつき合い、ベストな心と体の状態を維持していきましょう!
文/高嶋碧