寒いときの定番メニューといえばお鍋ですね。体が温まり、野菜も食べられるので、冬太り対策にも貢献します! お鍋の味つけはいろいろありますが、たまには異国情緒ある創作お鍋はいかがでしょう? 今回は無印良品から登場した「手づくり鍋の素 サムゲタン鍋」を試してみました。
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滋養強壮によい参鶏湯
参鶏湯(サムゲタン)は丸鶏と高麗人参などの漢方食材、もち米をお鍋で煮込んだ薬膳スープ。
韓国料理のなかでも一般的なメニューで、日本の韓国料理店でも多くのお店で提供されていますよね。
真っ赤な辛い料理が多い韓国料理のなかでも、参鶏湯は辛くない系のやさしい味わい。しっかり食べるスープで滋養強壮や暑気払いに食べられています。
この参鶏湯をアレンジしたのが、無印良品から登場した「サムゲタン鍋」。
チキンのうま味としょうがをきかせた鍋の素で、手軽に参鶏湯を楽しむことができます。お鍋なので化学調味料などが不使用なのもうれしいポイントですね。1袋で2〜3人前となっています。
鶏肉にうま味がしみておいしい
鍋に「サムゲタン鍋の素」と水(400ml)を入れてよくかき混ぜ、火にかけます。
具材は鶏もも肉や白菜、白ねぎ、水菜、にんじん、豆腐など。具材はあるものでよいのですが、スープが鶏ベースなので、お肉は鶏肉がオススメです。
今回は、参鶏湯風に手羽を入れてみました。
そのほかには冷蔵庫にあった鶏団子を入れ、白菜、高野豆腐、にんじん、きのこ類を食べやすい大きさに切って入れていきます。
「サムゲタン鍋の素」を開けると、チキンのうま味にほんのりとしょうがの香りがして、おいしそうな薬膳スープという感じ!
いざ鍋の素と具材を入れてみると、ピリッとはしないものの「しょうがの風味が結構強いかな?」という印象。「しょうがが苦手な人は食べにくいかも…」と思ったのですが、野菜や肉からだしが出始めると、味わいがぐっとよくなり、まろやかになっていきました。
スープもどんどんとろみが出て、特に白菜には味がしみて、何倍もおいしくなっていました。これなら野菜もモリモリと食べられます。
またチキンエキスなので、鶏肉にしっくりきます。しかもしょうがが肉の臭みを消し、やわらかくホロホロと煮込んでくれます。手羽を食べているときは、まるで本場の参鶏湯を食べている気になるほど!
最後にごはんを入れてシメにしました。
ごはんを入れて少し保温するとやわらかくなって、これまたリゾットのように濃厚です。和風の鍋だとシメにごはんを入れることはあまりないですが、「サムゲタン鍋」ではごはんが大好評。もともと参鶏湯でももち米を入れるのでごはんが合うのだと思います。
しょうがですっかり体が温まり、野菜もたくさん食べることができました。昔から風邪のときは鶏肉を食べるとよいといわれていますし、鶏肉をおいしく食べられる「サムゲタン鍋」も寒い季節に合いそうです。
手づくり鍋の素 サムゲタン鍋 200g(2~3人前) 税込290円
文・写真/庄司真紀