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CATEGORY : ダイエット |考え方

13kgやせ管理栄養士の成功ポイントは「肝臓と腸を整えること!」だった!

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目覚めた女性

テレビ番組で多くの芸能人の食生活を改善してきた美人管理栄養士、豊田愛魅さん。食べないダイエットからしっかり食べるダイエットにスイッチして、ご自身も13kgやせ、2まわりのサイズダウンに成功! そんな劇的変化をもたらした、“肝臓と腸の働き”に着目したダイエット法に迫ります。

監修 : 豊田 愛魅 (管理栄養士)

管理栄養士。東京家政大学卒業後、オーガニックカフェのメニュー開発や健康美容業界のマーケティングなどにも携わる。 「食を通した美と健康」を人にわかりやすく伝えることをモットーに、だれにでも真似できるズボラな美容法が人気。現在では、 TV、ラジオ、雑誌など各種メディア出演 、書籍、コラム執筆 、セミナー・講演・トークショー 、食品会社をはじめとする、さまざまな企業とのコラボレーション・タイアップ 、商品・レシピ開発ならびに番組企画監修、楽天ショップ 『エアレ』運営 びふぃ寒天開発 など幅広く活動している。テレビ西日本 『CUBE』医食同源コーナーを持つほか、『「生きているだけで痩せる体」をつくる食事術 ずぼやせ』(光文社)など著作も多数。

公式ブログ

Contents 目次

食べないダイエットではやせない!

豊田さんが人生で一番太っていたというのが今から8年前、27~28歳のとき。体重は60kg近く、体脂肪率は30%を超えていたといいます。当時、 「やせるにはカロリーを抑えればいい」という間違った知識のもと、自分自身をどんどん追い込んでいってしまったのだそうです。
「エステに通っていたのですが、その指導のもと、食べていいものは豆腐とキムチ、バナナだけなど、過度な食事制限を行っていました。食べないのですから、42kgまで体重は減。けれど、本当に心が貧しくなってしまったんです。その場ではおいしいと思って食べても、あとで罪悪感がこみ上げてきて吐いてしまうこともありました」

食事制限をする女性

さらに、過度の食事制限はその反動も大きいということも体験。何かひと口食べてしまうと、「こんなにガマンしてきたけど、ムダになっちゃった」と、ダムが決壊したように、食べることに歯止めがきかなくなってしまったそうです。
「会社帰りにスナック菓子2袋と甘いお菓子1袋を買って、自転車に乗りながらスナックを1袋食べ、家に着いて夕食前に残りの2袋を完食してしまったことも…。だから、リバウンドするのもあっという間。しばらくすると、これはマズイと再び、食べないダイエットに走るというくり返しでした」
豊田さんがこのとき確信したのは、「食べないダイエットではやせない」ということ。それで、新たな方法を模索し始めたのです。

やせるには基礎代謝を上げること。そこで肝臓に着目!

やせるためにどうしたらいいか、根本から考え直したという豊田さん。それでたどり着いたのが基礎代謝を上げること。
「基礎代謝が上がれば、消費エネルギー量が増え、生きてるだけでやせやすい体になれると思ったんです。よく、基礎代謝を上げるためには筋肉をつけることと言われますが、調べていくうちに、肝臓27%、筋肉18%と、じつは肝臓のほうが基礎代謝量が大きいことがわかりました」

光文社『すぐやせ!』より抜粋

1日の基礎代謝量の内訳 (FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告1989年参照)

そこで、豊田さんは肝臓の働きを高めたほうが効率的と考え、肝臓に必要な栄養素、たんぱく質をとることにしたのです。それまでの「食べないダイエット」で不足していた栄養素も、たんぱく質だったといいます。
「早速、食生活を切り替えたのですが、新たな問題が生じました。たんぱく質をとろうとすると、どうしても肉類や乳製品が多くなります。すると、野菜などが不足するうえに、余分な脂質などを多く摂取することになり、結果的に腸の中が汚れてしまったんです。それで、わかったのは、肝臓の機能を高めながら、腸のお掃除もしなくちゃいけないこと、このふたつをセットで考えないと、ダイエットはうまくいかないんです」

肝臓と腸を整える食生活で13kgやせた!

では、豊田さんが肝臓や腸を整えるために行っている食事とはどんなものでしょうか?
「まず、肝臓のためにはたんぱく質をとることが大事。そこで、毎食、手のひらサイズの肉や魚、大豆製品をとることにしました。それができるようになったら、オルニチンやリコピンなど肝臓機能を高める成分も意識してとるようにしました。一方、腸内環境を整えるためには食物繊維とビフィズス菌が重要。そこで、毎日、2gの寒天とヨーグルト1カップ分100gをとり入れました

肉、魚、卵などのたんぱく質が豊富な食材

その結果、2週間くらいで便通がよくなることを実感したという豊田さん。そして、半年経つころには、動くとすぐ熱くなる、風邪をひかない、花粉症が治るなど、体質にうれしい変化が! 体温を測ってみると、以前は35℃台だった体温が37℃になっていたといいます。
「肝機能がよくなったからだと思います。基礎代謝が上がり、免疫力もアップしたのでしょうね。今はしっかり食べる食生活で、脂肪率23%前後で46〜48kgをキープしています。体脂肪が落ちたので、印象としてはふたまわり小さくなった印象です。効果はすぐに実感しだしますが、もっともっと早くと焦らずに、気持ちにゆとりをもって、同じペースで1年、また1年と続けてみてくださいね。

つい、食べないほうがやせるのでは?と思いがちですが、しっかり食べるほうが、体の中からしっかり改善できるのですね!

もっと詳しく知りたい人は

ずぼやせ 「生きているだけで痩せる体」をつくる食事術 (豊田愛魅著/光文社)
ダイエット難民だった管理栄養士がたどりついた、「しっかり摂って痩せる」習慣をつくる食事術。

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