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フットサル日本代表・北川夏奈選手の競技人生を支えているおばあちゃんの味 ♯アス女飯

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フットサル日本代表・北川夏奈選手

アスリート女子。彼女たちは栄養素をバランスよく摂取しながら、食事量をうまく調整して体づくりを行い、競技に臨んでいます。そんなアス女の皆さんに健康的な食生活を送る秘訣を教えていただこうという企画『アス女飯』。第8弾はフットサル日本代表・北川夏奈選手にお話を伺いました。

監修 : 青柳 愛

フリーアナウンサー。野菜ソムリエ、日本スポーツコーチ&トレーナー協会JASCATスポーツ栄養アドバイザー。日本テレビ系列静岡第一テレビ時代に農業番組を担当したことから「食」に興味を持ち、フリーアナウンサーに転身後は、イベント司会業、アナウンス業を行いながら、スポーツ取材の経験を活かしスポーツ栄養を専門としたライター・アドバイザーとしても活動中。著書『監督たちの高校サッカー』(東洋館出版)。
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Contents 目次

仲間とボールをけり続けた18年のフットサル人生

フットサル日本代表・北川夏奈選手上半身ショット

人と会うことを控え外出を自粛されている人も多いと思いますが、こんなときだからこそ、ちょっとした意識で前向きに、健康的に生活することができるはずです。健康的な「アス女」の皆さんの姿勢、生活習慣を知ってFYTTE読者の皆さんの心と体の健康のための一助となれば幸いです。

第7弾・トレイルランナー・植木香選手の記事はこちら。
40代がいちばん健康!トレイルランナー植木香さんの免疫力アップの生活習慣 ♯アス女飯

フットサルと聞くと、サッカーをコンパクトにしたスポーツだと考える人が多いのではないでしょうか? フットサルの競技者もサッカー経験者は多く、競技同士の垣根は低いことがわかります。実際、今回ご紹介する北川選手も当初サッカーからスタートしたそうです。
しかし、細部のルールは大きく異なり、競技するうえでも観戦するうえでもサッカーとの違いがあります。どういった違いがあるのか、北川選手に伺いました。

「見てすぐわかる違いといえば室外か室内かという違いがありますよね。コートも小さくなるし、ボールもサッカーより小さく、重くなります。ルールもスローイン(手を使ってサッカーボールを投げ入れる)がキックイン(ボールを地面に置いてキックからスタートする)になったり、足技が増える印象がありますが、私がいちばん感じている違いは“疲れ方”です。フットサルのほうがコートもせまく、展開が早いのでずっとボールに関与し続けなくてはならないので意識を集中し続けなればならないと思っています。そのぶん、ひとりが求められるウエイトも大きいので、個人のテクニックや見せ場が多いのは魅力です」(北川選手)

フットサル日本代表・北川夏奈選手競技中ショット

最近ではチームに入っていなくてもフットサルに親しめることから競技人口も増え、フットサル教室や大会なども増えて盛り上がりを見せています。気軽に楽しめる印象がありますが、北川選手の印象ではサッカーよりも「持久性」が求められる競技だと感じているそうです。

北川選手は4歳から地元である福井県坂井市丸岡町のチームでサッカーをはじめ、北陸という土地柄、雪が降っても練習ができるようにチームとしてフットサルへと競技転換したのを期にフットサルを始めました。

「中学と高校に入学するタイミングで、2度サッカーに戻ろうかと思ったことがありましが、それでもフットサルに留まったのは昔から一緒にボールを追いかけた仲間と一緒にボールをけり続けたいと思ったからです。競技も重要ですが、私にとっては“誰と”極めたいかということも大切でした」(北川選手)

丸岡町は福井県北部に位置し、お米の生産ではよく知られている『コシヒカリ』のふる里(品種改良が行われ最初に栽培が行われた場所)としても知られる自然豊かな町。その丸岡で生まれ育ち、本拠地を置くチーム『丸岡RUCK』に在籍して今年で18年目を迎えています。

丸岡RUCKは結成29年。RUCKといえば、2011年、全日本少年フットサル大会で男子が日本一を争う全国大会に女子だけのチームで出場し、見事1勝をあげる快挙を成し遂げたチームです。2016年に日本女子フットサルリーグが創設される前である、東海女子フットサルリーグ、北信越女子フットサルリーグ時代から女子フットサル界を牽引してきました。黄金世代と呼ばれている北川選手世代は、中学時代にサッカーで全国ベスト4、フットサルで全国2連覇という快挙を達成し、サッカーとフットサルのまさに二足の草鞋で活躍。現在も、フットサル代表メンバーとして定着しています。

幼ななじみと作り上げたチームで、女子フットサルを盛り上げてきた北川選手。
彼女にとって故郷はどんな場所なのでしょうか。

「私にとって地元は愛するべき仲間と一緒に夢を見られる場所です。ここにいなかったら、フットサルにも出会えなかったと思いますし、このチームメイトとも出会えませんでした。遠征続きで、休みたくなることもありますが、やっぱり仲間と勝利したあの快感を覚えたらがんばれてしまうんです。個人競技をした経験はありませんが、私はチームメイトがいるから競技が続けられていると思います。丸岡は私の礎を築いた場所です」(北川選手)

地元の恵みが栄養!おばあちゃんが作る愛祖母ご飯

北川選手は大学卒業後、昨年4月より地元フィットネスクラブで受付、インストラクターとして勤務しながら引き続き競技を続けています。

多忙な生活を支えているのが、おばあちゃん(ミヨ子さん/78歳)の朝昼晩の手作りご飯だそうです。ご両親が共働きであることもあり、一家の食事を一手に引き受けているミヨ子さんは30代のころに調理師免許を取得しているという料理の腕の持ち主です。
今回は北川選手がふだん食べている、朝昼晩の食事を一挙にご紹介します。

【朝食】

朝ごはん

献立:カレーライス、食パン、キュウリの漬もの、麦茶

朝は炭水化物をしっかり食べるのが北川家流。北川選手のご両親もスポーツ好きで、お母さま直伝の「パンとご飯スタイル」が定番となったそうです。
体力の消耗量が激しいフットサルでしっかり動くために、炭水化物をしっかり摂取することを意識しているとか。

【昼食】(お弁当)

お弁当

献立:卵焼き、ナポリタンパスタ、ソーセージ、鶏むね肉の竜田揚げ、キャベツサラダ、白飯(ワカメのふりかけ)

お昼はお弁当を持たせてくれて、北川選手の“食”を支えてくれています。
ミヨ子さん曰く彩りを意識しているそうです。

【夕食】

小鉢多い夕飯

献立:お刺身盛り合わせ、かぼちゃと豚肉の煮もの、ワカメとキュウリの酢のもの、ベーコンとしめじ炒め、鶏むね肉焼き、ぶり焼き、生野菜サラダ

この品数! 小鉢がいくつも並びます。夕飯はお刺身が並ぶことも多いそう。
一尾まるごとブリを買ってきて、半身はさばいてお刺身に。残りの半身は照り焼き風に(しょうゆ、砂糖、酒、みりんで1日漬けて次の日に焼く)。小鉢の真ん中にあるお肉は鶏むね肉。もも肉よりもヘルシーなむね肉を使用し、焼き肉のタレでひと晩漬けたものを焼いて、タルタルソースで食べることが多いそうです。

ふだんは17時半に仕事が終わり、18時から夕飯を食べて7時から2時間半の練習を週5で続けているという北川選手。練習前にしっかり夕食をとるように意識しているそうです。

次に北川家の食を支えるミヨ子さん直伝のとっておきパスタレシピをご紹介します!

 

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