家で過ごす時間が長くなり、はや数か月。「体が重い」「こんな場所に脂肪が!」などという、目をそらしたくなる現実が迫ってきてはいませんか? マット不要のお手軽テレワークヨガで体型変化に歯止めをかけ、さらにボディメイクもしてしまいましょう。今回のテーマは「ぽっこりお腹」です。
Contents 目次
イスを使えばポーズが決まり、より効きやすく!
今シリーズでヨガを教えてもらうのは、「オフィスでできるヨガ」の指導経験が豊富なヨガインストラクターの京乃ともみ先生。ヨガマットは不要ですが、「ヨガをやっている」心地よさや楽しさを十分感じられるポーズです。
「今回もイスを使いますが、イスが『補助』をしてくれるので、体がグラつかず、正しいポーズをとりやすくなります。イスに頼りすぎるのではなく、あくまでも『補助』としてじょうずに利用し、鍛えたい部位をより効果的に鍛えましょう」
今回、紹介するのは、ぽっこりお腹に効くヨガ。両脚を正面に上げる動きと、体をサイドに倒す動きで、ぽっこりと出てしまった下腹を体の内側から引き締めます。
お腹を引き締めるためにも、姿勢を正す時間をもって
「背骨や腰が反っていると下腹が押し出され、よりお腹が出やすくなってしまうので、今回紹介するメニューをとり入れながら、1日のなかでぜひ、姿勢を正す時間を作って欲しいと思います。私自身もかつて経験しているんですが、姿勢をこまめに正すようになって、ヨガの効果を実感しやすくなったんです。お腹だけではなく、腰まわりのお肉も取れやすくなってきますよ」
さっそくおうち時間を活用し、お腹まわりのゆるみを引き締めましょう!
ボートのポーズ
イスの上で、体を「V字」にしてお腹を鍛えます。イスに座ることで脚を大きく動かせるため、床に座って行うときよりも脚を持ち上げやすくなります。ただし、脚を上げるときには、太ももではなく、お腹の力で脚を持ち上げることを意識しましょう。
<1>
イスに浅めに腰をかけます。脚を閉じ、手は太ももの上に。骨盤を立てて、背すじを伸ばしておきます。
<2>
ひざを曲げたまま、両脚を持ち上げます。同時に、上体と骨盤を少し後ろに倒し、両腕を正面に伸ばします。手のひらは内側に向けて。ひざは約90°にし、胸の高さくらいまで持ち上げましょう。
<3>
両腕を上げたまま、ひざを伸ばします。背もたれに触れずに上体を倒し続け、上体と両脚で「V字」をつくります。ここで3呼吸。これを3セット。
<4>
余裕がある人は、ひざを伸ばしたまま、さらに脚を持ち上げ、つま先を両手でつかんでみましょう。
イスの三角のポーズ
ヨガ初心者の人もイスを使えば手軽にチャレンジできる、人気のポーズです。体を横に倒す動きで、お腹を内側から引き締めてくれるインナーマッスルを刺激。背骨まわりがほぐされ、姿勢も整いやすくなります。
<1>
体の右側にイスを置いて立ちます。脚を腰幅の約2倍に開き、右足をイスの側に向けます。
<2>
肩の高さで腕を横に開きます。手のひらは床に向けておきましょう。
<3>
上体を右に倒します。右手はイスの座面に乗せ、左腕は天井に向かって上げます。左の手のひらを正面に向け、視線も左手の先に。ここで3呼吸し、これを3セット。体勢を戻し、体の向きを替えて反対側も同様に。
<横から見ると…>
体を前や後ろに倒さず、横から見たときに体が縦一直線になっているようにイメージしましょう。
撮影/山上忠 ヘアメイク/秋山瞳(ピースモンキー) 取材・文/馬渕綾子
ヨガウエア/イージーヨガ