出勤や通学、レジャーなどの外出機会が減ると、いっしょに減ってしまうのが1日の活動量。その影響はジワリと体型にあらわれてしまいます。大きな変化としてあらわれる前に、マット不要のテレワークヨガをとり入れてみませんか。気になる部位ごとに、ヨガのメニューを紹介する今シリーズ。今回のテーマは「くびれ」です。
Contents 目次
斜めに動かす機会がなく終わる1日…
教えてくれるのは、ヨガインストラクターの京乃ともみ先生。仕事の合間にできるヨガを多数の企業で指導しています。
「くびれがなくなってしまうのは、毎日の生活のなかで『斜め』に動かす機会が少ないことが大きな要因。デスクに向かっている時間が1日の大半を占めるような生活をしていると、なおさらです。自宅でもオフィスでも、意識して体をねじってみましょう。気持ちよさを感じられて、リフレッシュにもなると思いますよ」
ねじる動作の減少をヨガのポーズで補う
紹介するヨガのメニューも、フィニッシュでウエストを絞るように体をねじります。
「くびれを作ってくれる筋肉は、わき腹部分に斜めに存在しています。『斜め』の動きを意識してねじり、わき腹の筋肉をしっかり収縮させるのがポイントです。ねじりを大きくするためにも、下半身を固定して行いましょう」
ねじったボート
両脚を持ち上げてながら、さらにウエストをねじって、腹部をダブル刺激。背もたれにはできるだけ触れずに行いますが、背もたれがある安心感で大きくねじりやすくなります。
<1>
イスに浅めに腰をかけ、脚をそろえます。手は太ももの上に乗せ、骨盤を立てて背すじを伸ばします。
<2>
上体と骨盤を少し後ろに倒し、ひざを曲げたまま両脚を持ち上げます。手は胸の前で合わせて。脚は、かかと〜ひざのラインが床と平行になるところまで上げてみましょう。
<3>
脚を上げたまま、上体を左にねじります。ひじを横に張り、視線は後方に。脚の高さをキープし、ねじれるところまでねじります。背もたれに触れず、ここで3呼吸。<1>に戻り、反対側も同様に。これを3セット。
ねじった三角
体を横に倒す「三角のポーズ」から、上体をねじって後ろを見るポーズ。イスで体勢をサポートしながら、大きく思い切りねじりましょう。
<1>
体の右側にイスを置いて立ちます。右足を外側に向け、両腕は肩の高さで横に開きます。手のひらは床に向けておきます。
<2>
腕を広げたまま、上体を右側に倒します。右手は座面に乗せ、左腕は天井に向けて伸ばします。左の手のひらを正面に向け、視線も左手の先に。
<3>
左腕を下ろして上体をイスに向け、両手を座面につきます。脚の位置は変えずに上体だけを動かし、ひじと背すじは伸ばしておきましょう。
<4>
右手を座面から離し、右腕を天井に向かって伸ばします。右の手のひらは後ろに向け、視線も右手の先に向けます。ここで3呼吸し、これを3セット。体勢を戻し、体の向きを替えて反対側も同様に。
撮影/山上忠 ヘアメイク/秋山瞳(ピースモンキー) 取材・文/馬渕綾子
ヨガウエア/イージーヨガ