外出や運動機会の減少による、体型の崩れや体調不良。これまでに、そんなお悩みに対応するヨガを教えてくれたのはヨガインストラクターの京乃ともみさん。今回教えてもらうのは「朝におすすめのヨガ」です。仕事前にぜひとり入れてみてください!
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1日のスタートのスイッチをオンに
テレワーク中心の生活を経験し、「オンとオフの切り替えが難しい」と感じた人も多かったのではないでしょうか。これまでの生活では、知らず知らずのうちに、「通勤」や「通学」が活動モードへの「スイッチ」になっていたのかもしれませんね。そこで、今回は1日のスイッチを「オン」にする役割もある、朝におすすめのヨガを教えてもらいました。
顔のむくみとりストレッチ
「あごを斜め上に向け、鎖骨から頭蓋骨に伸びている胸鎖乳突筋をストレッチ。鎖骨周辺で滞っていた老廃物を流し、むくみを改善します。顔まわりの血流が促され、顔色がパッと明るくなるので、オンラインでの会議や打ち合わせの直前に行うのもおすすめです」
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立ったまま、またはイスに座り、肩の力を抜きます。一度、正面を見たら、あごを斜め右上に上げていきます。
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さらにあごを斜め右上に上げます。「アイーン」のポーズをするようにあごを出し、左側の鎖骨〜首の左前側を伸ばしましょう。ここで3呼吸。頭を戻し、反対側も同様に。これを3セット。
戦士のポーズⅢ
「片脚立ちになり、バランスをとって体幹部を刺激。朝に行うことで、姿勢を1日正しくキープしやすい状態にします。下半身の大きな筋肉も使うので、朝に行うと、1日の代謝を上げておくことができます。外出機会が減少し、『太りやすくなった』と感じている人は、ぜひ、とり入れてみてください」
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脚をそろえて立ち、背すじを伸ばします。腕は体の横に下ろし、手のひらを内側に向けます。
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手のひらを内側に向けたまま、体の前側を通して両腕を天井に向けて上げます。視線は手の先に。
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上体と腕を少し前に倒し、同時に左脚を体の後ろで持ち上げます。ひざを伸ばしたまま脚を上げ、視線は正面に。横から見たときに「イ」の文字を反転させた体勢になるようにイメージしましょう。
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腕ごと上体をさらに前に倒します。同時に、太ももが床と平行になるくらいまで左脚を持ち上げます。手の指先は前方、足の指先は後方、顔は床に向けます。できるだけ骨盤を傾けず、おへそは床に向けておきましょう。手と足を引っ張り合い、バランスをとりながら、ここで3呼吸。<1>に戻り、反対側も同様に。これを3セット。
撮影/山上忠 ヘアメイク/秋山瞳(ピースモンキー) 取材・文/馬渕綾子
ヨガウエア/イージーヨガ