気温のアップダウンが激しく、天候そのものが変わりやすい秋。なぜ秋は体調を崩しやすいのでしょう。バレエダンサーの武田亜希子さんによると、体の筋肉量が足りないことで、体内の水分量の調節がうまく働かなることがひとつの要因にあげられるそう。これが一種の秋バテ状態。筋肉量を増やし、基礎代謝を上げることが、寒暖差に左右されない体を作ることにつながります。これから紹介する3つのエクササイズをとり入れて、元気な体をとり戻しましょう!
Contents 目次
寒暖差に負けない体を作るエクササイズ ステップ<1>
まずは、足先から指先まで神経を行き渡らせることで、血行促進にも効果的なエクササイズから行います。
<1>立った状態で壁に右手を添えて、左腕は正面に向かって伸ばします。
足もとは左脚を軽くうしろに引き、つま先、肩、骨盤は正面に向かってまっすぐに向けましょう。
<2>左脚を床と平行になるように上げます。上半身は倒して、脚と一直線になるように意識してください。このとき、肩と骨盤が傾かないよう、まっすぐな位置をキープ。左脚は脚の高さが変わらないように、腕、脚のつけ根から、遠くに伸ばすように行ってください。
息を吐きながら、ゆっくりと右ひざを曲げます(※)。
<3>右ひざをゆっくりと伸ばします。自分のペースに合わせて、この流れをほどよくくり返し、反対側も同様に行います。
この動きがツライな…と感じた人は、ひざを曲げる動作(※)を省略して行いましょう。
寒暖差に負けない体を作るエクササイズ ステップ<2>
体の側面は、体を鍛えるにあたり見落としがちです。ここを重点的に鍛えることで、筋肉量もアップ! 効率的に体を鍛えることができますよ。
<1>横向きに寝たら、上から見て体が一直線になるように姿勢をキープ。下側にくる手を頭に添え、上側の手は床につきます。お腹をしっかり引き締めましょう。
<2>息を吐きながら、頭部と両脚を同時に上げます。このとき、上半身がゆがまないように注意、真横の向きのままで上げましょう。
首に力を入れて上げないことにも注意して行ってください。また、高さは必要ありませんので、動きをていねいに行ってくださいね。
ゆっくりと頭と脚を下ろして、目安として5回同じ動きをくり返します。終わったら、横向きに寝る方向を逆にして、反対側も行います。
寒暖差に負けない体を作るエクササイズ ステップ<3>
腹筋を鍛えるエクササイズを行うと内臓も温まるので、体のバランスを整えるのには効果的! 同時に、内臓の働きも活性化させてあげましょう。
<1>あお向けに寝たら、両脚を天井に向かって伸ばします。
<2>両脚を寄せたら、足先で円を描くイメージで回します。右回しを5回行って。最初は小さい円でかまいません。慣れてくるにつれて円を大きくしていきましょう。少し勢いをつけて、尾てい骨が一瞬浮くようにすると◎。
<3>左回しも同様に5回行います。動きに慣れたら回数を増やして。
回数にこだわるよりも、円をキレイに描くことに集中するほうが筋肉がバランスよくつきますよ。
この動きが辛い方は、両ひざを曲げて行ってくださいね。
エクササイズに、ある程度の慣れは必要。まずは継続することからチャレンジしましょう!
取材・文/高田空人衣