Amazon Prime Videoのリアル婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」。その初代バチェロレッテとして注目を集めた、モデル・スポーツトラベラーの福田萌子さん。番組内でもスポーツシーンが数多く登場し、その美しいボディとカッコいい着こなしに、釘づけになった人は多いのではないでしょうか。スポーツは生活の一部と話す萌子さん。そんな彼女に、体を動かす醍醐味と、日常に欠かせないスポーツファッションについてお話をうかがいました。アディダスの最新ウエアでのトレーニングシーンやスポーツカジュアルのスタイリングも必見です!
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こなすスポーツは10種以上。旅をするように、スポーツを楽しみたい!
スポーツトラベラーとして活躍する福田萌子さん。その肩書き通り、「スポーツ」をこよなく愛し、今は10を超える種目を楽しんでいるそうです。
「スポーツトラベラーと呼んでいただいていますが、この肩書きには、旅先でスポーツをしたり、スポーツのために旅に行くということだけでなく、“旅をするように、いろいろなスポーツをしたい”という意味合いもあります。その日によってやる種目は違いますが、今はランニング、ヨガ、ロードバイク、キックボクシング、水泳……など、10種以上のスポーツを楽しんでいます。相手が必要だったり、場所を選ぶものはいつでもというわけにいかないけれど、ランニングやロードバイクなどはひとりでもすぐできるから、もう生活の一部です」
そんな萌子さんの1日は、日の出とともにスタートするそうです。
「毎朝日が昇る時間に合わせて起き、まずウエアに着替えます。ヨガとストレッチをして体を目覚めさせたら、5~10㎞のランニングへ。それが私の日課です。皆さん、起きたら歯を磨いたり、顔を洗ったりするルーティンがあるでしょ。私にとっては、ヨガやランニングもそのルーティンのひとつ。だから環境が変わったり、季節が変わっても習慣は変わらないんです。“寒くなってもランニングに行くの?”って、聞かれることがあるのですが、寒くなったら、歯を磨かないとか、顔を洗わないって人はいないですよね(笑)。それと同じ! でも、冬は冷たい水ではなく、お湯で顔を洗ったりして工夫をすると思うんです。走るときもそれと同じで、保温性にすぐれたウエアを着たり、グローブをつけたりすればいいだけ! 生活ってそうやって環境に合わせていくものだから」
最初から得意な人はいない。苦手だからこそ、伸びしろがある!
どんなスポーツもこなしてしまう萌子さんですが、子どもの頃から運動が得意だったのでしょうか。すると、「私、運動は得意ではないですよ」と、意外な答えが。
「でも、得意ではないからといって嫌いではないし、やらないわけじゃないです。だって、誰だって未体験なことはいきなりできないし、最初から“得意”なんてことはないはず。でも、苦手でヘタだからこそ、伸びしろがあるわけだし、できないことができるようになっていくって、すごく楽しい! ランニングだって今でこそフルマラソンも走れますが、最初は2キロも走れば息が上がっていたし、私、テニスはまだ数回しかやったことがないんですね。だから、すごくヘタで、思いっきり空振りします(笑)。でも、どんなスポーツでも、どうすればもっと体をうまく使えるのだろう、思った通りに動けるのだろうって、ひとつひとつを考えながらこなすようにしています。これはスポーツ以外のことにも言えると思うのですが、ただ漠然とやっているだけでは習得も成長もしないですよね。理論的に考えて実践することで上達するし、そうやって体だけでなく頭を使ってこなしていくことも楽しいんです!」
スポーツをする理由は、好きだから。好きで続けたことが、スタイル維持にも
「毎日運動をしたい」と思っても、なかなか続かず3日坊主……。当てはまる人は、少なくありません。萌子さんが運動を毎日続けられる理由は? 続けるコツはあるのでしょうか。
「私の理由は “好きだから!”その一点のみ。ランニングもロードバイクもキックボクシングも……、今こなしている10以上のスポーツ、どれも大好き! だから全部やりたい」と萌子さん。そして、ただただ好きで続けていたことが、結果的にスタイル維持や、スポーツのパフォーマンスの向上にもつながっているようです。
「私は、どんなスポーツもやり始めると楽しいと思うタイプなのですが、誰もがそうではないし、人それぞれ合う、合わないもありますよね。でも、やはり好きでないとなかなか続かないと思うんです。“やらなくちゃ”“耐えなくちゃ”で続けるのはつらいし、もちろん、その状況を楽しめたり、楽しめる目的があればいいのですが、ただただ苦痛なだけならばその種目は合っていないのかもしれない。無理をせず、別の種目に挑戦してみてもいいと思います」
ただ、2~3回やっただけでは、「本当に自分に合わないのかどうか、わからない」とも。
「もしかしたら、靴が自分のレベルに合っていないのかもしれない。何かグッズをひとつ足せば、快適に走れるかもしれない。ポイントを“発見”しながら続けると、楽しくなるかもしれません。だからすぐやめてしまうのではく、少しは続けてみてほしいなって思います!」
スポーツは絶対に“見た目から”が正解! まずは、ウエアやシューズをそろえて
「私、スポーツは見た目から入るタイプなんです! だって、好きなウエアじゃないと気分も上がらないでしょ!」と萌子さん。
萌子さんにとってスポーツウエアはモチベーションを上げるために、そしてケガをしないためにも、とても重要な要素だと言います。
「世の中には、“外見よりまずは中身でしょ!”という事柄もたくさんあります。でも、スポーツは絶対に外見、つまりウエアやシューズ、ギアを先にそろえたほうがいい! もちろんモチベーションの向上にもなりますが、何よりケガをしないため。『ランニングシューズを買うのは、走れるようになってから』『初心者だから、まだいらない、スニーカーでいい』という人がいますが、足を痛めかねません。そのうえ、走りにくく上達もしないから、ランニングを嫌いになってしまう可能性もあります。逆に言えば、グッズをそろえれば上達もする。だから走るのが楽しくなるんです! 初心者には初心者用のシューズがちゃんとあるし、お店へ行けばきちんとアドバイスしてくれる人もいるので、ぜひチェックしてみてください」
また、さまざまなスポーツを実践しているからこそ、その種目専用のウエアやシューズの必要性も実感しているそう。
「ランニングウエアもトレーニングウエアも一見同じように見えるかもしれないけれど、それぞれの種目に適した機能が備わっています。2~3㎞程度のランならばあまり影響はないかもしれないけれど、20㎞以上走るときにはランニングに特化したウエアが必須。専用でないと、股ズレも起こしてしまいます。それから、ヨガをするときは肩甲骨をよく使うので、今日着たトップスのように肩の動きをジャマしない形が、いいですよね。呼吸もしやすくなります」
萌子さんの着こなし、本当にかっこいいですよね! そこで萌子さん流のコーディネートのこだわりや、おしゃれに着こなすコツも教えていただきました。
「ひとつは、コーディネート全体の色を3色以内にすること! スポーツウエアって、色ものや柄ものも多いけれど、ひとつのコーディネートの中に色を使いすぎるとまとまらなくなってしまいます。だから、3色以内に抑えるのがおすすめです。アイテムだと、クロップド丈のトップスがとにかく使えます! 丈が短い分、目線が上にいくので脚が長く見えるし、ロングスカートなどの日常着にも合わせやすく、着回し力も抜群。デニムやスカートと合わせたジャケットは、スポーツとスポーツの間に着用する移動着と呼ばれるウエアですが、ロング丈のアウターって、さっと羽織っただけでもサマになるんです。身長が高くても、低くてもかっこよくキマるし、普段使いもしやすい。これは本当にマストハブ!だと思います」
ランニングを始めてからは、気持ちの切り替えがうまくできるように!
「テニスをもっとじょうずになりたいし、子どもの頃に習っていたクラシックバレエをまた習いたい。ウィンタースポーツにも興味があります! 世の中にはまだまだ自分が出合ってないスポーツがたくさんあるし、新しいことにもどんどん挑戦していきたいです!」と萌子さん。
そして、より多くの人に、体を動かすことを習慣にしてほしいと言います。
「もちろん嫌いなことを続ける必要はないけれど、やはり体を動かすことは素晴らしいと思うから、何かしらの形で皆さんにも続けてほしいと思うんです。そう思うのは、スポーツを通してマインドが強くなったという自分自身の体験があるから。特に10代や20代前半の頃は気持ちの切り替えがうまくいかず、考え込んでしまうことも多かったんです。でも、走ると心のもやもやが晴れ、小さいことに悩まなくなりました。ランニングって、どうしてこんなにすっきりするのだろうと不思議で、調べてみたのですが、人は太陽の下でリズム運動をするとセロトニンという幸せホルモンが分泌されるそうなんです。“太陽の下のリズム運動”、まさにランニングもそうですよね!」
アディダスのイベントなどで、多くの人といっしょにトレーニングをする機会もあるそうですが、普段のトレーニングとはまた違う充実感やうれしい体験もあったそう。
「とにかく、みんなで一緒に同じことをして、同じゴールを目指し、自分のベストを尽くす。その同じ時間を共有することがまず、なにより楽しい。みなさんの向上心も素晴らしく、刺激ももらえます。みんなが頑張っているんだから、私もみんなの目標になれるように、もっともっと自分を磨かなきゃって。それから、『萌子さんが楽しんでスポーツする姿を見て、ランニングを始めました!』と言っていただけることもあり、それが何より励みになります! スポーツって心や体がポジティブに、豊かになることだから、それを、私を通過して得てもらえたのは、本当にうれしい。『ありがとう』と言ってもらえるけれど、『こちらこそ、ありがとう』って言いたいですね。だから本当に、『とりあえず、スポーツをやってみて!』って思います。できないから、やらないなんてもったいないですから」
撮影/岡部太郎<SIGNO> スタイリスト/川崎香織 ヘア&メイク/石沢結希 取材・文/柿沼曜子 撮影協力/スポル品川大井町 Calms cafe & dinner