３年前にゲーム機が壊れて以来、私の家にはゲーム機がありません。いや、ありませんでした。リングフィットアドベンチャーを購入しようと決めたあの日までは…。

子どもはゲームが好きです。いくら家にゲーム機を持ち込まないといっても、ミニゲームのようなものは、許容しているうちに増えていきますし、友だちにはやらせてもらっているようですし、ゲーム中継のYouTube動画は熱心に見ています。

ちょこちょこと不満をためながら“ゲーム関連”の時間を増やしていくのなら、体を動かすゲームとしても評判の高いリングフィットアドベンチャーだけを解禁するのはどうかなと考えたのが去年の秋のこと。

子どもたちと話し合い、ゲームのソフトはサンタに頼み（？）、ゲーム機本体は、今年分の全員（子ども３人）分の誕生日プレゼントとして購入するというのはどうか、というところで話がまとまったので、そうすることにしました。

箱を開けると「筋肉は一生の相棒」の文字。たしかに！！！

はじめのストレッチが楽しくリズムに乗ってできるようになっていて、しかもそれによって経験値がもらえるのがいいなと思いました。私のような素人は準備運動を怠りがちなので。わが家では子ども３人と私の計４人でプレイするため、１日ひとり40分のプレイ時間に設定。冬休みの間は「20分×４人×２セット」で楽しみました。

ストーリーは、いくつものワールドをめぐり、敵を倒しながら新しいステージへと進んでいくといういかにもなゲーム仕立てです。ワールドをめぐる最中や敵を倒す際に、いくつものトレーニングを組み合わせて行うようになっていて、その日にどんなトレーニングをしたかによって、ゲームを終えるときのストレッチの内容が変わってくるというのも、なかなか工夫されているなと感じました。

子どもたちはどんどんステージを進めていきます。私ははじめの20分で疲れてしまい、次の20分では軽くミニゲームを楽しみ、それでも翌朝起きるときは全身筋肉痛。いかにワークアウトしてこなかったか、身にしみました。睡眠時間も１時間半ほど増えました。

５～６日ほどは全身が筋肉痛だわ、体は重いわ、今日はさぼっちゃおうかな～と思いながら、子どもが遊んでいるのを見るとつられてやりたくなってしまい…という感じで続けていたのですが、１週間経った頃、ふと、体に力がみなぎるような感覚が…。

あれ、ちょっと体がしっかりしてきたんじゃない？

敵が強くなるにつれ、倒すのにかかる時間も増え、負荷の高いトレーニングも増えていきます。にもかかわらず、10日も経つと「今日はもう１ステージ進めてみようかな～」という余裕が出てきました。リングを内ももにはさんでプッシュする動作も、はじめの数日は生まれたての子馬のようにぷるぷる脚がふるえていたのに、しっかり押すことができるように。

正直に言うと、お正月をはさんで体重は増えたので（笑）、正月太りの予防にはならなかったのですが、体を動かす楽しさに目覚め始めた私。フィットネス系の動画などで正しいフォームを確認しながら、まずはリングフィットアドベンチャーのコンプリートを目指します！　(編集まりりん)

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FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。