サハラ砂漠を走るサハラマラソン。砂の上を走るってどんな感じ? 少しでも似た環境で練習が積みたいと向かったのは湘南のビーチ。ここで20kgの重りを背負って砂浜を22kmランしてきました!
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本番を想定して20kgを背負います
始発で出発し向かったのは鎌倉。ここで私の出場するサハラマラソンとはまた違った、ナミブで開催される砂漠レースに出場される方たちが、砂漠を想定して砂浜練習会を行うという情報を得て、練習会に参加させてもらうことにしました。
ルール上、食料や寝袋などすべての重量を合わせてリュックの重さは15kg以内。これに供給される水が足される事を想定して、この日わたしはリュックに重りと水を入れ、さらにウエアの下にクライマー用のウエイトベストを装着し、総重量20kgを背負って登場。カフェに着くまでの電車の時点ですでに肩がバッキバキに痛かったです。。
まずはお洒落なカフェにて情報交換。自給自足で7日間約250kmという大体のルールは同じなので、装備や練習方法などを教え合います。
この日の参加者は6人。1人を除いてみんな砂漠マラソンは初めて。
「一緒ですね~」なんて言っていたら、皆さんはトレイルランやウルトラマラソン(100km)、トライアスロンの経験者。たくさんの大会経験を経て、最終目標として砂漠レースに出場する決意をされたそうです。
そんな中、フルマラソン6回出場でみんなと同じだと思っていた私。
「君、フルマラソンしかやったことないの!? それでサハラマラソン出場するの!? しかもモロッコのほう!?」と何度も驚かれました。
でもエントリーはすでに完了済み。そんなに驚かれると思っていなかったのでちょっと心配になりました。。
砂の上を走ると起きること
この日の天気は快晴。
気持ち良さそうにサーフィンを楽しむ人々を横目に、フル装備で黙々と走る集団が我々です。
しかし走り出して5分で靴の中が砂でいっぱいに。メッシュ部分から砂が入り込んできて、靴の中で足の指が動かせないほどになりました。これはちょっとの時間でも耐えがたいほどです。砂は海の水を含んでいるとはいえ、ふかふかで足がとられて前に進みません。17kgの重りも加担して、さらに深く砂の中に足が入り込んでいきます。元気だけど…元気だけど前に進みません!
さらにちょっと登りになると、足を踏み込んでもズズズッと後ろに後退します。歩くよりもロードを走る時よりも頑張っているのにそれよりも前に進まないこの感じ!歯がゆい!
砂浜を走ってみて分かった課題は山積み
鎌倉から江の島を通って茅ヶ崎のほうまで行ったら折り返し。大体22kmくらい、ほとんど砂の上を通って走ることができました。
しかし皆さんの速いこと。ただでさえみなさんよりだいぶ遅い私は、さらに誰よりも重いリュックを背負っていたので全く追いつきませんでした。歩いたり走ったりを交互に行いましたが何しろ前に進まない。肩が痛い。
見かねた経験者の方がポールを貸してくださいましたが、ポールを使って走ったことがない私はリズムをつかむことができず、さらに訳のわからないフォームで走ることに。
いろんな練習が必要なんだなぁ、あっ火を起こす練習もしなくちゃ。あと寝袋で寝る練習も・・・
と、課題が山積みとなった練習会でした。
つづく。