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「自分と1畳分のスペースがあれば、どこでも運動できる!」AYAさんのひと言に、なまけ心も吹き飛ぶ「鉄板宅トレ3選」
外出自粛が続く昨今、「ジムに行けないし」「家ではできないし」そんな気持ちになって、トレーニングから遠ざかってしまっていませんか? 世の中の状況や環境を理由に勝手にハードルを上げてしまっているのは、言い訳!と話すのは、誰もが憧れるボディの持ち主、フィットネストレーナーのAYAさん。家にいながらも、ゆるみがちな気持ちと体を引き締めるためにやるべきとこととは? AYAさんが教えてくれました。
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「できない」は言い訳。1畳分のスペースがあれば、トレーニングはできる!
「『トレーニング=ジム』と考える人もいますよね。『コロナ禍はトレーニングができない』と、この状況や環境を理由にあきらめている人も多くいます。でも、道具がないとトレーニングができないということは、決してありません。『自分』と『1畳分のスペース』があればできます。私自身もコロナ禍を通してそれを改めて実感したからこそ、『コロナ禍だと運動できない』『家ではできない』は、言い訳にすぎないと強く言いたいです」
「広いスペースがないと無理」と思っている人にやってほしいのが、「スクワット」「腹筋」「腕立て伏せ」、とAYAさん。トレーニングの3本柱であるこれらを、AYAさん自身も「家トレ」で続けているそうです。
「『家でやっても、効果ないでしょ』『やった気にならないよ』そんなふうに決めつけてやらない人は、まずは5分間、腕立て伏せを続けてみてください。汗だく、クタクタになるはず。スクワット、腹筋、腕立て伏せも、自分の体重で自分を押し上げたり、支えたりするわけですから、道具を使わなくてもそれ同等の負荷になります。ジムに行かなくても、十分に鍛えられるんです」
どんなことでもいい、まずは「できる目標」をクリアして
「運動したい」と思っているけど実行に移せない、続かない……。そんな人が、前に進むためには、どうしたらいいでしょうか。
「まずは、私をテレビやSNSで見て、やる気に火をつけてくれたらうれしいです。そして、もうひとつオススメするなら、運動に関わることならどんなことでもいいので、目標をひとつ立て、それを必ずクリアすることです。逆に言えば、必ずクリアできる目標を設定してほしいんです。『週2回、家のまわりをウォーキングする』など、簡単なことでいいのだけど、『必ずできること』というのが必須です。『できた』という成功体験が大事だから。人間は欲深い生きものなので、ひとつできれば、次がどんどんほしくなる。そうなると、『週に2回のウォーキング』が、次はジョギングしてみようとか、週5回歩いてみようとか、自然と前に進んでいけます。そして、いつの間にか運動しないと心地が悪くなって、ライフスタイルの中に当たり前のように運動が根づいていく。私自身も、こうやって今に至っています」
最初の1歩目さえ踏み出してしまえば、あとは欲が後押ししてくれる。でも、1歩を踏み出さなければ、止まったまま……。必ずできる簡単な目標、皆さんも、ぜひ立ててみてください。
これまで以上に広い視野で、フィットネスを伝えていきたい
これまでは、特に「トレーニング」を強調して発信してきたAYAさんですが、これからはもっと広い視野で、フィットネスを発信していきたいと言います。
「ボディメイクや体を鍛えることだけが、フィットネスではありません。『食事』『睡眠』『運動』この3つのトライアングルがあって、フィットネスは成り立っています。食事がおろそかになれば運動のパフォーマンスは上がらないし、睡眠をとらずに動けば、疲労が蓄積するばかり。ケガだってしかねません。だから、3つのどれか1つが欠けてもダメ。3つを組み込んだライフスタイルが、フィットネスなんです」
さらに、このようなライフスタイルと向き合うためには、マインドも大事と言います。
「“心身ともに”がいかに大事であるかは、コロナ禍を通して痛感しました。そのことも含めて、これまで以上に広くフィットネスを発信していきたいと思っています。そのうえで、運動することの重要性をより深く強く伝えていき、『一歩が踏み出せない』ゾーンの人を引き込む。それができたときが、私が掲げてきた『日本総フィットネス化』が叶うときなんじゃないかな」
どんな時代でもあっても、環境であっても柔軟に対応して努力し進化し続けるAYAさん。磨き上げられたボディ、凛とした姿勢やまなざしは見るたびに刺激を受けます。
「家では、運動できない」そんなふうに言い訳をしていた人は、今すぐその心を捨て、さぁ宅トレを始めましょう!
AYAさんはこの春より、人気スポーツブランド「PUMA(プーマ)」のグローバルキャーペーン“SHE MOVES US”の一環として、「PUMA WOMEN」のプロジェクトディレクターにも就任。今後の活動からも目が離せません!
撮影/田辺エリ 取材・文/柿沼曜子