骨格矯正ピラティストレーナーであり、トレーニングによってかえって脚が太くなってしまった経験を持つmieyさんが、お悩み別に脚やせの方法を教えてくれる当連載。今回のテーマは「まっすぐ脚を手に入れる」です。
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重心の偏りによって股関節がねじれ、O脚やX脚に
「太さ」さえ解消すれば、お悩みがなくなるというものではないのが「脚」。そう、脚は「ライン」もとても大事ですよね。まっすぐにスラッと伸びた脚は、多くの女性の憧れです。でも、O脚やX脚に悩む人は、「生まれつき」「そういう骨格」だと、あきらめていませんか?
「O脚やX脚の人は、股関節が内向きにねじれてしまっています。このねじれは、生まれつきや骨格の問題ではないことがほとんど。多くの原因は、重心を前側や外側にかけるなど脚の使い方にあります。まずは、内向きのねじれによって張ったお尻と外ももをほぐし、股関節が外側に開きやすい状態をつくりましょう。続いて、外側に開くときに使う筋肉を鍛えます。股関節が正しい状態におさまり、脚のラインも整ってきますよ」(mieyさん)
mieyさん厳選のメニューは次の2つ。内向きのクセを少しずつ解消し、まっすぐ脚をつくっていきましょう!
脚を組んでひざを開き、太ももとお尻をほぐす
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床に座り、軽くひざを立てます。両手は体の後ろで床につきます。坐骨のまわりにあるお肉をかきわけ、背骨〜骨盤をまっすぐにします。
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ひざを曲げたまま、左脚を右脚に乗せます。胸は張り、左足の外くるぶしが右ひざの少し上あたりに乗るように。左太もも、お尻の左側の伸びを感じながら、ここで10秒キープ。脚を左右入れ替えて、同様に行います。
ひざは外側に開き、すね部分が体と平行になるように。両脚で数字の「4」の字をつくるようにイメージしてみましょう。
“ひざパカ”で、股関節を外側に開く筋肉を鍛える
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体の左側を下にして、床に横になります。両ひざは曲げ、腕枕をするように左腕は耳の下に。右手は胸の前で床につけておきます。床に対して腰を垂直に立て、頭、肩、腰、かかとの位置が一直線になるようにイメージしましょう。
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鼻から息を吸ってろっ骨を広げ、吐きながらろっ骨を閉じます。続いて、鼻から息を吸ったら、吐きながらひざを開きます。足どうしは離さず、骨盤を立てたまま、股関節から脚をくるっと外側にまわすようなイメージで行いましょう。ひざを戻してこれを10回くり返し、体の右側を下にして同様に行います。
動画撮影/西園貴志 スチール撮影/我妻慶一 動画編集/横山風花、中道祐弥(Co-Conectar) 取材・文/馬渕綾子