前回に続き、今回は残暑疲れから回復するための、うつ伏せ寝でできるリラックスエクササイズをバレエダンサーの武田亜希子さんに教えていただきます。余裕がある人は、前回のエクササイズのあとに、ぜひ続けてやってみてくださいね。
Contents 目次
うつ伏せでできるリラックスエクササイズ ステップ<1>
下半身全体の血行を促進し、体のだるさを解消してくれるエクササイズです。
<1>うつ伏せに寝たら、手を組んで額の下に置き両ひざを曲げます。そのまま両脚の力を抜いてバタバタと振りましょう。
<2>今度は足首を曲げて、かかとをお尻にぶつける感覚で左右交互にひざを曲げます。<1><2>ともにほどよい回数を行ってください。
これだけでも、下半身全体の血行を促進できますが、もう少し鍛えたいという人は、脚を動かしているときに上半身に振動がこないよう、お腹に力を入れて行うと体幹が鍛えられて、自律神経の乱れの改善にもつながります。
うつ伏せでできるリラックスエクササイズ ステップ<2>
ステップ<2>は、骨盤のゆがみを整えてくれるエクササイズです。安眠にもつながりますので、寝る前にもおすすめです。
<1>うつ伏せの状態で全身の力を抜き、骨盤を左右に振ります。
<2>今度は両ひざを曲げた状態で、骨盤を左右に振ってください。
<Point>
<1>と同じ感覚で行いますが、両ひざの下が左右に振られる重みが加わるため、振り幅が大きく、ゆっくり振られている感覚があるはず。力を抜いて、リラックスして行うことがポイントです。回数はさほど気にせずOK! ほどよく行うこともポイントです。
うつ伏せでできるリラックスエクササイズ ステップ<3>
最後は、肩から背中、太ももまで広範囲に渡ってストレッチすることで疲れを解消するエクササイズです。
うつ伏せの状態から両手両脚を伸ばし、やや横向きに体を倒したら、上側にある脚のひざを曲げ、後方に足裏をつけます。上側にある腕のひじを曲げて床につけて額の下に。ほどよくキープしたらうつ伏せに戻り、反対側も同じ流れで行ってください。
<Point>
太ももの外側、わき腹、背中、肩まわりがストレッチされて気持ちよい感覚が得られると、うまく動かせているサインです。
次回は、座ったままできるリラックスエクササイズをご紹介します。
取材・文/高田空人衣