ダイエットエキスパートの和田清香さんが考案した「FAT5」は、“週1回”、“5分間全力で”運動を行うのが特徴のメソッド。これまでに紹介した「基本メニュー」に慣れてきたら、強度を上げてやせ効果も高めていきましょう!
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5分間の「全力」は、45分間の「ふつう」と同じ効果
「『FAT5』を考案するにあたり、参考にしたことのひとつが『数回のインターバルを入れて5分間だけ全力で行う運動と、ふつうの強度で45分間行う運動は同等の効果がある』という報告です。『FAT5』は、インターバルを入れながら7つの運動をそれぞれ30秒間、合計5分間だけ全力で行い、長時間運動をしたときと同じ効果を得るというものです。この30秒間の運動の負荷を上げると、よりやせ効果を高めることができます」(和田さん)
腕と脚を同時に大きく動かし、運動の中身をパワーアップ
そこで、以前紹介した「FAT5」の基本メニューから運動の中身を変え、強度をアップしたFYTTE版オリジナルメニューを紹介!
「腕と脚を同時に、または大きく動かすことで、負荷を上げています。行ってみると、基本メニューより息が上がるのがわかると思います。
基本メニューと同様に、『FAT5』のポイントは、速く動いて時間内により多くの『回数』をこなすこと。まずはメニュー通りに体を動かし、スムーズに動けるようになったら、スピードを上げてみてください」
1. 走るテンポで前後に脚を動かす
ひじを軽く曲げて立ちます。片側の足を1歩前に出し、続いて反対側の足も前に。反対側の足を1歩後ろに下げ、続いて反対側の足も後ろに。腕を大きく振りながら、これを走るようなテンポで30秒間、くり返します。
<15秒休憩>
2. しゃがんで、脚を伸ばして、最後にジャンプ
1、立った状態から、両ひざを曲げてしゃがみます。体をやや前傾させて両手を床につき、足はつま先立ちに。
2、手を床につけたまま、ジャンプして脚を後方に伸ばし、ひざをまっすぐに。再びジャンプしてひざを曲げ、1の状態に戻ります。
3、立ち上がり、真上にジャンプします。両腕は頭上に伸ばし、手のひらは前に向けて。1に戻り、これを30秒間、できるだけ数多くくり返します。
<15秒休憩>
3. 腕立てふせの姿勢で反対側の手にタッチ
1、体の前面を床に向け、両手両足を床につきます。ひじとひざは伸ばし、手と脚は体の幅に開きます。足はつま先立ちに。
2、右手を床から離し、左手の甲の上に乗せます。体重はかけずに、軽くタッチする程度でOKです。右手を戻し、今度は左手を右手の甲の上に乗せます。これを30秒間、できるだけ数多くくり返します。
<15秒休憩>
4. お腹を上に向け、お尻を上げ下げ
1、床に座り、脚を少し開いて両ひざを立てます。上体を少し後ろに倒し、体の後ろで手をつきます。
2、手と足を床につけたまま、お尻を持ち上げます。手のひらで床を押しましょう。
3、さらにお尻を持ち上げ、肩~ひざのラインを一直線にします。顔も天井に向けましょう。2に戻り、2→3を30秒間、できるだけ数多くくり返します。
<15秒休憩>
5. 脚をそろえて左右にジャンプ
脚をそろえて立ち、ひじを軽く曲げます。脚をそろえたまま、右に1歩ジャンプ。ジャンプして戻り、今度は左に1歩ジャンプ。これを30秒間、できるだけ数多くくり返します。
<15秒休憩>
6. 腕を立て、ジャンプして両ひざを胸に
1、体の前面を床に向け、両手両足を床につきます。ひじとひざは伸ばし、手と脚は体の幅に。足はつま先立ちになります。
2、両手を床につけたまま、ジャンプして両ひざを左手に近づけます。ジャンプして1に戻り、再びジャンプして今度は両ひざを右手に近づけます。再び1に戻り、これを30秒間、できるだけ数多くくり返します。
<15秒休憩>
7. 手足をつけてお腹を上に向け、片側の腕を上に
1、床に座り、脚を少し開いて両ひざを立てます。上体を少し後ろに倒し、体の後ろで手をつきます。
2、手のひらで床を押してお尻を持ち上げたら、右手を床から離して腕を上げ、指先を天井に向けます。右腕を戻し、お尻は浮かせた状態から、反対側も同様に行います。これを30秒間、左右交互にできるだけ数多くくり返します。
撮影/山上忠 文/馬渕綾子 ヘアメイク/斉藤節子