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【ダイエットチョイス!】筋肉痛が出にくいところはどんな場所?~EICO式ダイエットのコツ(158)~
Contents 目次
A動かしにくい部位の筋肉
グッドチョイス!
日常的に動かす機会のない筋肉は、筋肉痛は出にくいといわれています。例えば耳は筋肉でできていますが、筋肉痛にならないですよね。背中や肩なども動かしにくい筋肉です。
B鍛えていない部位の筋肉
グッドチョイス!
鍛えていない筋肉は、使う意識ができないので筋肉痛は起こりません。代表的なのが二の腕です。二の腕はあまり使わなくても生活はできるので鍛えられないのです。実際、腕に力こぶは作れても、二の腕に力を入れられる人はほとんどいないでしょう。二の腕に力が入るのを感じるには、まず、ひじを90度に曲げてわきに添え、親指、人さし指を伸ばして指をピストルのような形にします。次に中指、薬指、小指に全力で力を入れてみてください。腕の力は指と連動しており、二の腕は中指、薬指、小指とつながっています。ふだん、荷物を持つとき、この3本の指に力を入れると二の腕を鍛えることができますよ。筋肉が使われるようになれば筋肉痛も出てきます。
C鍛え過ぎている部位の筋肉
バッドチョイス
鍛え過ぎで筋肉痛が出なくなったらそれは危険な徴候。鍛え過ぎによって、筋肉中の組織が血中に溶けてきてしまう、横紋筋融解症という病気です。腎不全になり死亡に至るケースもあるので、即病院に行くこと。とはいえ、元アスリートや精神的に強く、自分に追い込める人はその危険がありますが、普通はまずないでしょう。
D加齢により衰えている部位の筋肉
いまいちチョイス!
若いときは運動するとすぐに筋肉痛が出たのに、今は運動していてもなかなか筋肉痛が起こらないという経験をお持ちの方も多いでしょう。これは、筋肉が衰えているからというよりも、じつは年齢とともに脳が学習して、体がつらいと感じないよう無意識のうちにセーブし、運動強度が減っているからという場合が多いのです。もし、太ももやお腹、お尻など大きな筋肉の筋トレを行っても筋肉痛が出ないようであれば、運動強度が足りていない証拠。一度ジムに行ってトレーナーに相談し、メニューを設定してもらうとよいでしょう。
【筋肉痛が起こらない場所について】
筋肉痛が起こらない原因は、鍛えていないか、運動強度が足りていないというケースが大半です。この機会に見直してみましょう。適度な筋肉痛は筋トレがしっかりできている証にもなりますよ。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ