いつも通りの食事なのになんだかあまり食べられなかったり、勢いあまって食べ過ぎてしまったり、胃腸の不調を感じやすいのも自律神経の乱れが関係していないとはいえません。今回は、お風呂上がりにおすすめの自律神経を整えるエクササイズをバレエダンサーの武田亜希子さんに教えていただきました。
Contents 目次
胃腸の不調すっきりエクササイズ ステップ<1>
まずはシンプルな動きで胃腸の働きを正常に導いてくれるエクササイズです。
<1>体育座りをして両手をひざに置き、お腹を引き締めながら骨盤を後方に傾けます。目線はお腹に向けて、お腹をえぐったように引っ込めます。
<2>このまま腹部を右側へひねります。つられて、骨盤、脚全体も動くイメージです。左脚は自然に軽く伸ばしましょう。このとき息を吐きながら行ってください。
両手は右ひざの外側に添え、腹部のひねりを強くするとより効果的なエクササイズができます。
<3>反対側も同様に行います。左右交互に10回を目安に行ってみてください。
このエクササイズは、お腹、とくに腸のあたりをひねっている感覚が強く感じられることがポイントです。
胃腸の不調すっきりエクササイズ ステップ<2>
続いては、腸の調子を整えながら自律神経も整えるエクササイズです。
<1>あお向けに寝たら、両ひざを曲げて持ち上げます。両ひじも曲げて体の横に張り出します。胸もしっかり開きましょう。
<2>息を吐きながら両脚をそろえたまま左右に傾けます。このとき、両ひじをしっかりと張ったまま肩が浮かないようにします。
胃腸の働きを活発にしたい人は、股関節とひざをそれぞれ直角に曲げて、大きく傾けるとより効果的です。胃腸にやさしく行いたい人は、ひざを大きく曲げて上半身に寄せて、傾きを少なくすると◎。
左右1セットを目安として10セット行ってください。
胃腸の不調すっきりエクササイズ ステップ<3>
最後は、腹筋を鍛えることで胃腸の働きを正常に導きつつ、自律神経を整えるエクササイズです。
<1>あお向けに寝たら両手をバンザイしてYの字に開きます。両脚はひざを曲げて床に置きます。お腹は引き締めておきましょう。
<2>息を吐きながら片脚を上半身に寄せるように上げ、反対側の腕を上げたひざの外側に添えます。上半身がひねられた状態になり、頭もひねられた側に持ち上げます。お腹が使われていること、ひねられている感覚がしっかりあることがポイントです。
<3><1>に戻ったら、反対側も行います。
目安として10回~20回、自身の体力に合わせて回数を調整して行ってください。このエクササイズは、曲げている脚をしっかり上げて行うことがポイントです。
補足として、頭を上げるのがツライ人は頭を上げずに行ってもOKです。
目には見えないのが、自律神経。ですが、あらゆる不調となって、異常サインを出してくれます。ぜひそのサインを見逃さず、このエクササイズはもちろん、日頃から自律神経を整えるケアを行ってくださいね。
取材・文/高田空人衣