パーソナルトレーナーでピラティスインストラクターの伊藤みなみさんの「誰でもできるピラティス」のコーナーです! 第2回目は、内ももラインを引き締めて整えるピラティスです。体が硬くても、運動が苦手でも大丈夫! 体を動かして、脚のラインを整えましましょう。
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脚のゆがみを整えて、スキマをなくす内もものピラティス
今回は、脚のゆがみを整えてスキマをなくす、内もものピラティスをご紹介します。
脚のスキマが気になるからパンツははかずスカート派、O脚やガニ股がじつはコンプレックスという人もいらっしゃるかもしれません。
そういったお悩みは、ピラティスで内ももを引き締めながら脚のラインを整えましょう。脚のラインは姿勢の一部となって、トータルであなたを美しく見せてくれますよ。
ステップ1 股関節ストレッチで内ももを使いやすくする
写真のようにお尻を床に着けて、ひざを立てて座ります。左右にひざを倒して股関節をストレッチしましょう。10〜20回を目安に行ってください。このストレッチを行うと、このあとの内もものピラティスがやりやすくなります。
ステップ2 内ももを使って横向きに寝てみよう
マットの上に横向きに寝て、片手で頭を支えます。このとき、体がくの字になったり反ったりしないように、よい姿勢で立っているようなイメージを心がけてください。足の内側のかかと同士をつけて内ももを意識するとぐらつきません。まずはこの体勢ができるように練習しましょう。
横向きの体勢がとれたら、そこからさらに内ももを使っていきます。下の脚で上の脚を持ち上げようとするイメージで、息を吐きながら両脚を1センチほど浮かします。高く上げることよりも、内ももを使って割り箸のように脚が離れないように意識しましょう。まず5回アップすることから始め、慣れてきたら10回に回数を増やしてください。
反対側も同様に行いましょう。
ステップ3 内ももで脚を開いたり閉じたりしよう
ステップ2ができるようになったら、最後は内ももを使って脚を開閉させましょう。横向きに寝て、上の脚を骨盤幅に開きます。このとき、上の脚のお尻を使っている感覚があると安定感が増します。
息を吸って、吐きながら下の脚を上の脚に近づけます。このとき、足先をつけるのではなく、股関節から脚を動かして内もも同士をピタッとつけるように心がけるとより内ももが引き締まりますよ。
片側10回を目安に反対側も同様に行ってください。
ステップ3まで通しで行うころには内ももが筋肉痛になるかな〜というようなだるさが感じられるでしょう。
脚のゆがみを整えてスキマをなくす、内もものピラティス、いかがでしたか?
このピラティスを行ったあと、立ったときに脚がぐっと中央に寄ったような感覚になると正しく内ももが使われている証拠です。また、横向きにただ寝るのでなく、横向きでもよい姿勢を意識しながら動くことができると、より美しい姿勢が安定して身につくでしょう。脚のラインを整えたい人、ぜひやってみてくださいね。