パーソナルトレーナーでピラティスインストラクターの伊藤みなみさんの「誰でもできるピラティス」のコーナーです! 第8回目は、背中と二の腕を引き締めるボディメイクピラティスです。体が硬くても、運動が苦手でも大丈夫! 背筋を縮めて、引き締まった二の腕を目指しましょう!
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背筋を縮めて、伸ばす! 肩や背中のこりも同時に解消できる万能エクササイズ!
うしろ姿の姿勢を気にしたことはありますか? うしろ姿は自分では見ることができませんが、じつはいちばん人から見られているところかもしれません。意図せず、疲れてしおれた姿勢は実年齢より老けて見えます。
そこで今回はうしろ姿も美しく、ハツラツとした姿勢を作るピラティスをご紹介します。肩や背中のこりも同時に解消できる万能エクササイズを一緒にやっていきましょう!
ステップ1:ココが肝心!最初の姿勢を確認しよう
ひざの間、にぎり拳ひとつ分空けて、正座になります。座りにくいと感じた場合は太もも1本分空けてください。次に手のひらひとつ分空けて、両手をひざの前についてください。最後に胃を背骨に引き寄せるイメージで、お腹を軽くへこませておきましょう。この姿勢を常にキープした状態で動いていきます。
ステップ2:背中の筋肉を使って肩を下げよう
ステップ1の姿勢から、息を吸って吐きながら左腕を上げます。息を吸って腕をおろします。この流れで片側10回ほど行ってください。腕を上げたときに、背中が重だるく感じていると、背中の筋肉を縮められている証拠です。ムリに腕を上げようとするのではなく、肩を下げるような意識で腕を動かすと、背中の筋肉が縮んで、どんどん肩が下がり二の腕も引き締まります。同様に右腕も行います。
ステップ3:肩の根本からぐるっと腕を回そう
最後は肩の根本からぐるっと腕を回しましょう。ステップ1の体勢から、息を吸って吐きながらステップ2の腕を上げた位置を通り、腕を回します。長く息を吐けるように心がけましょう。背中の重だるさを感じていると同時に、胸の筋肉が伸びるように腕を回すように意識しましょう。途中で疲れて脱力してしまう、勢いで腕を回すと効果を感じられません。まずは片側5回、慣れたら10回を目安に回してください。
片側のエクササイズが終わったあとに、軽く両腕を回すと、肩関節がやわらかくなり、肩の落ち具合に左右差が出るくらい変化を感じられると思います。肩や背中のコリもスッキリします。ピラティスによる体の変化をすぐに感じたい人はやってみてください。
片側終わったら、同様に反対側も行います。
うしろ姿美人になる! 背筋を縮めて背中&二の腕引き締めピラティス、いかがでしたか? やればやるほど肩が下がり、背中と二の腕が引き締まります。うしろ姿が美しいと、若々しく清潔感がにじみ出ます。自分から見えていないところもエクササイズする、これがボディメイク上級者ではないでしょうか。エクササイズ直後から変化を感じられるピラティスです。ぜひやってみてくださいね。