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「産後ダイエット」ヒップアップや美尻作りに。理学療法士が教える産後の骨盤エクササイズ
こんにちは! 理学療法士でトレーナーの伊藤彰浩です。今回は、産後に効果的な骨盤エクササイズを2つご紹介します。今回ご紹介する中殿筋のエクササイズは、ヒップアップだけでなく、歩行時に骨盤を安定させるためにも大切な働きをします。
Contents 目次
中殿筋を鍛えて骨盤を安定させましょう!
片脚立ちになると、股関節への負担は体重の約3倍になると言われています。
例えば、歩行時に左脚が上がり、右脚だけで片脚立ちになるときには、上げた左脚の重みが右股関節に加わります。さらに、骨盤の左側の脚の支えがなくなるので、骨盤は左側に傾こうとします。この動きを止めて、骨盤を水平に保ち、体幹を真っすぐに支えるためには、右脚の中殿筋がしっかりと働き、骨盤を安定させることが重要になります。
骨盤を安定させるために重要な役割を果たす中殿筋を鍛えることで、骨盤のぐらつきを抑えるだけでなく、ヒップアップやきれいな形のお尻をつくるとことにもつながるので、ぜひ今回ご紹介するエクササイズを行ってみてください。
産後の骨盤エクササイズ1「クラムシェル」
[方法]
1) 体を横にして寝ます。股関節を45度、ひざ関節を90度くらいに曲げます。上から見たときに、頭、肩、背中、骨盤、かかとが壁についている姿勢をつくります。上側の手は、体を安定させるために床につきます。
2) (1)の姿勢を意識したまま、息を吐きながら、上側の脚を3秒かけて横に開いていきます(写真で見ると上に上げている)。お尻の横側の筋肉が効いていることを意識し、開いた状態で3秒キープします。このときに腰が反ったり、お腹の力が抜けないようにしましょう。
3) 息を吸いながら、3秒かけてゆっくりと元の位置に戻していきます。この動作を左右10回ずつ行います。
産後の骨盤エクササイズ2「ヒップアブダクション」
[方法]
1) 体を横にして寝ます。上から見たときに、頭、肩、骨盤、ひざ、外くるぶしが一直線になるようにします。下側の脚は軽く曲げます。
2) その姿勢を意識したまま、息を吐きながら、上側の脚を3秒かけて真横に開いていきます(写真で見ると上に上げている)。お尻の横側の筋肉が効いていることを意識し、3秒キープします。このときに腰が反ったり、お腹の力が抜けないようにしましょう。
脚を横に上げる高さは、高すぎなくてよいです。お尻の横側の筋肉に効いてくる感覚が得られる高さでよいです。脚を横にあげる際に、股関節が屈曲したり、股関節が外旋(がいせん:外側に回す運動)してつま先から上げないように注意しましょう。
3) 息を吸いながら、3秒かけてゆっくりと元の位置に戻していきます。この動作を左右10回ずつ行います。
最初は体が安定せず、ぐらつくかもしれませんが、毎日続けて、体幹も鍛えていきましょう。ムリのない範囲で、やってみてください。