サハラマラソンをFINISHしたらモロッコのワルザザードという街に向かいます。10日ぶりの文明。砂漠野宿が終わって何を感じたのか。何が食べたくなるのか。。。。それは意外なものでした。
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文明に感動
バスでまた5時間ほどかかってモロッコのワルザザードいう街に到着し、あらかじめ割り当てられたホテルにチェックインしました。わたしたち日本人はプールのある中級ホテルでラッキーでした。
このホテルも国籍ごと。部屋割りは一緒にエントリーした同性は同じ部屋ですが、わたしはひとりだったので初めましての方と同じ部屋になりました。
ホテルには途中でリタイアした人たちがすっかりTシャツに短パンの旅行客スタイルになっていて、「わっ みなさん完走したんですね! あっ あなたも完走したんですね! すごいですね、よくできましたね(苦笑)」とお出迎えしてくれました。フルマラソン3時間ちょっとで走る人、も熱中症でダメだったみたいです。絶対リベンジする!って意気込んでいました。
部屋に入って荷物を降ろしたら、急に自分のリュックから砂の匂いがしました。今までずっと砂漠にいて、熱で菌が死んでいたのか、それともずっと外だったから気にならなかったのか、急に匂いが鼻について気になりました。
やっとシャワー。念願のシャワー!嬉しい!と思ったけど、小さな石鹸しかなく(苦笑)。何度すすいでも頭から出てくる砂が終わらない(苦笑)。それでも、あれだけ貴重だと大事に大事に頭にちょろちょろかけていた水が浴び放題だったのと、火を起こさなくても、蛇口をひねればお湯がでる文明の象徴「シャワー」に感激していました。
一番最初に感動した食べ物
さぁごはん。ビュッフェと聞いています。自分でも何が食べたいんだろうとワクワクしながらレストランに行くと、「レタスー!!トマトー!!」に一番最初に感動しました(笑)。
生のものを見るのも食べるのも久しぶりだったので、水分を含んでいる=生きている、と思って感激したんですね。意外とぜい沢そうなご飯はもう胃が疲れていて食べたくなかったし、炭水化物はもうお腹いっぱいでした(笑)。
観光タイムも意外とあります
モロッコ・ワルザザードには2泊して、その翌日にまた「サハラマラソンチャーター便」でパリに帰り、パリで解散。パリにもう一泊してから帰る、というスケジュールでした。
久しぶりにスマホをネットにつなげて、怒涛のようにメッセージの通知がきて、嬉しい悲鳴をあげました(笑)。早く皆に完走したことを伝えたくて、応援してくれた方に一通りメッセージを送った後、インスタグラムで中継をしました。
サハラマラソン完走するために一番大変なことは?
帰国した後にインタビューや友だちによく聞かれた質問です。私は毎回この質問に、「スタートラインに立つこと」と答えます。
基本的には「そんな大会、お金もらっても絶対出たくない(笑)」という人が多いですが、「いつかやってみたい」「自分でもできそうな気がする」という人は何万人といるけど、実際にスタートラインに立つ人ってひと握りどころかひとつまみくらいだと思います。
お金も時間もかかるし、準備も大変。逆にいえばスタートラインに実際にたった人は、たとえゴールできなかったとしても、その人の思いも準備にかけた苦労や時間もわかるから、私たちは同士だと思っています