元自衛隊員で、豊富なスポーツ経験やダンスコンテストの実績、専門的なヨガの知識を持ち、現在はパーソナルトレーナーとして活躍するCHAZさん。人気ジムで行われているトレーニングを抜粋し、FYTTEオリジナル版として紹介します。
Contents 目次
顔の筋肉を刺激し、全身の感覚を敏感に
今回紹介するのは、顔の筋肉をほぐすメニュー。といっても、目的はボディを引き締めること。
「『ボディを引き締めたいのに、なぜ顔?』と思うかもしれませんが、顔の筋肉は首から胸、体幹へとつながっていますし、末端である顔の筋肉を刺激することで、体全体の感覚が研ぎ澄まされていきます。すると、トレーニングでの体の動きもスムーズになっていくんです」
トレーニング効果のアップだけでなく、小顔やたるみ改善効果も期待できる今回のメニュー。夏に向けた今年のボディメイクに、末端である「顔」へのアプローチも加えてみませんか。今後、連載にてCHAZさんのボディメイク術を紹介します。
1
あごを上げて舌出し
鎖骨のあたりで両手を重ね、しっかり押さえます。顔を上げ、舌をできるだけ長く出したら、左右に舌を大きく動かします。これを左右交互に10回。
2
頭を倒して舌出し
右腕を上げて右手の指先を左のこめかみに当て、頭を右に倒します。右手で顔を引っ張り上げながら、舌をできるだけ大きく左に出します。頭を倒したまま、続いて舌を右に出します。頭を倒す方向と腕を左右入れ替え、同様に。
3
声出しウーイー
両手を組み、おへそのあたりに当てます。口をすぼめて「ウ」の口をしたら、実際に「ウー」と声を出します。続いて口を大きく動かして「イー」の口をし、実際に「イー」と声を出します。「イー」のときには、お腹を引っ込め、首の筋を思い切り出すイメージで。これを10回。
4
舌とくちびるのエクササイズ
口を閉じ、舌先を口の内側に押し当てながら、舌を右回り、左回りに動かします。舌で大きな円を描き、これを左右各10回。続いて、口を閉じたまま右の口角を右上に、次に左の口角を左上に上げます。これを左右交互に各10回。
5
変顔エクサ
口を少し開けて鼻の下を伸ばし、目は真上に向けます。目と鼻の下を上下に引き離すイメージで行います。これを10回。
6
目の体操
鏡の前に立ちます。手をにぎって親指を立て、爪を顔の前にもってきます。爪に視線を合わせたら、続けて鏡に映った自分を見ます。再び、爪に視線を戻し、これを10回。
7
眉間をゆるめる
指先を下に向けて、親指を眉頭のやや下のくぼみに当てます。くぼみを押しながら、鼻から息を吸い、鼻から息を吐きます。10秒ほどかけてゆっくりと呼吸します。
撮影/田辺エリ モデル/山崎紗菜 取材・文/馬渕綾子