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“効く”フォームが身につくチューブトレーニングで体を変える!
元自衛隊員で、空手やボクシングなどの豊富なスポーツ経験や専門的なヨガの知識を持つCHAZさん。ジムのメニューにも取り入れているというチューブトレーニングとその効果について、教えてもらいました。
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幅広い年齢のお客さまから続々とよろこびの声が
さまざまな方法で「カラダ」を使い、学んできたCHAZさんですが、トレーナーとしての活動は、1本のチューブから始まったといいます。
「トレーナーを始めたころは、いくつものマシンをそろえることができず、たった1本のチューブを使ってトレーニング指導を始めました。指導しているうち、幅広い年齢のお客さまから、『体を動かしやすくなった』『むくみが取れた』『引き締まった』という声を聞き、チューブの大きな可能性を感じたんです」
手軽に変化をつけられるから、筋肉もトレーニングする人も飽きない
実際、チューブトレーニングにはどのような効果やメリットがあるのでしょう。
「チューブを使うと、最初は多少フォームが乱れていても、続けるうちに体が最適なフォームを探るようになるので、自然と体を正しく使えるようになっていきます。つまり“効く”フォームが身についていくんです。また、速度を変えたり、動かす大きさを変えたりすることで、手軽にトレーニングに変化をつけられるので、筋肉が慣れないんですね。それは、筋肉に適度な刺激を与え続けられるということ。だから、飽きにくく、続けやすいんです。チューブは100円ショップで売っているものでもOKです」
多くの人のカラダを変えてきたというCHAZ流チューブトレーニング。チューブを用意し、さっそく始めてみましょう!
チューブの長さは
チューブは輪にして結び、使用します。チューブの伸縮度にもよりますが、今回紹介するメニューは、伸ばさずに手首に通したときに肩幅くらいになる長さが目安です。
ヒップアップ
体の前側でイスの背もたれなどを持って立ち、足首にチューブを巻きます。ひざを伸ばしたまま、左脚を後方に上げます。上体は前に倒さずに、常に胸と骨盤を正面に向けておきます。動かした脚に引っぱられて骨盤がねじれないように注意しましょう。
メリハリ美脚
1
足首にチューブを巻きます。脚を肩幅よりやや広めに開き、つま先は少し外側に向けます。体の横でひじを曲げ、手は軽く握ってあごの高さに。
2
ひざを曲げて腰を落としながら、右足のかかとを上げます。続いて、かかとを下ろしながら1に戻ります。このとき、脚の内側に力を入れ、お尻をキュッと締めましょう。腰を落としながら、今度は左足のかかとを上げます。かかとを下ろしながら1に戻り、これを3セット。
背中スッキリ
1
手首にチューブを巻きます。体の前でひじを曲げ、手首をあごの高さあたりに。手のひらは内側に向けます。
2
手のひらを内側に向けたまま、腕を左右に開いていきます。1に戻り、これを最初は30回、慣れてきたら限界まで引っ張って、そこからさらに動かして負荷を強めていきます。
NG
腕を開くときに、ひじだけが大きく開いてしまわないように注意しましょう。ひじは常に手首の下にくるように。肩が上がってしまうのもNG。
締まった二の腕
1
脚を軽く開いて立ちます。腕を下ろして体の後ろ側にまわし、手首にチューブを巻きます。手のひらは内側に向けましょう。
2
手のひらを内側に向けたまま、腕を左右に開いていきます。上体が前に傾いたり、肩が上がったりしないように注意しましょう。1に戻り、これを最初は30回、慣れてきたら限界まで引っ張って、そこからさらに動かして負荷を強めていきます。
※写真は『巻いて1分動かすだけ 奇跡の7日間レッスン for MODELS』付録のチューブ。
撮影/田辺エリ モデル/山崎紗菜 取材・文/馬渕綾子