ダイエット成功のカギは、いかに効率よく代謝を上げるか。「代謝を上げる」ということは、血流をよくし、エネルギーを消費しやすい体の状態にしてあげることが大事。
今日は、簡単なのに代謝が上がる肩甲骨ストレッチをコンディショニング・トレーナー・桑原弘樹先生に教えてもらいました。さっそくトライしてみましょう!
Contents 目次
肩甲骨まわりのストレッチ
「代謝を上げるのにもっとも効率のよい部位は、肩甲骨まわりなんですよ」と話すのは、多くのアスリートやモデルに指導実績のあるコンディショニング・トレーナー・桑原弘樹先生。
「なぜかというと、肩甲骨まわりには褐色脂肪細胞という、いわば代謝を上げてくれるスイッチがあるので、その部分を集中的に刺激するといいんです。肩甲骨まわりはなかなか鍛えにくく、日常的に動かせている人は少ない。その、ふだん動かせていない部分を意識的に動かすという行為自体が、代謝アップに繋がります」(桑原先生)
1.立った状態で、両腕をまっすぐ前方に伸ばしたら、手のひらを上に向け、後方に大きく振り下ろす。これを20回。
2.次に手のひらを下に向け、両腕を左右(水平方向)に開く。これを20回。
3.両腕を「前にならえ」の状態で伸ばす。肩甲骨を背中の中央に寄せるような感覚で動かし、伸ばした両腕をそのまま後方に引く。これを20回。
<ポイント>
ストレッチをするのは、できれば朝に。体温も代謝も低い状態である朝のうちに行えば、より効果が上がります。
肩こり解消ストレッチ
【基本編】
1.全身の力を抜き、首をぐるぐると大きく回す。左回り右回り5回ずつ。
2.両手を頭の後ろで組み、息を吐きながら、組んだ手の力で頭をゆっくり5秒かけて前方に倒していき、元に戻す。これを5回。
3.あごの下を片方の手のひらで支える。もう片方の手のひらを、あごを支えている腕のひじにあて、ゆっくり5秒かけて押し上げて、あごを上向かせる。これを5回。
4.片方の手を頭頂部に添え、手の力で頭を横にゆっくり5秒かけて倒していく。左右5回ずつ。
【応用編1】
2~4のストレッチを、口をカクカクとさせ、顔の筋肉を動かしながら、同様に行う。
【応用編2】
2のストレッチを視線はずっと上に向けながら、3のストレッチは下を見ながら行う。それぞれ5秒ずつを3回。
<ポイント>
肩まわりの筋肉をほぐし、血流を促進して、こりをとるストレッチです。これらを全部やらなくてもいいので、好きなものを選んで1日1回実行してみましょう。
仕事や家事の合間でも簡単にできるので、こまめに肩甲骨をほぐして代謝をアップさせたいですね
文/鈴木みずほ