疲れ知らず、ケガ知らず、美脚効果もある新しい走り方、チーランニング。重力を利用しながら走るので、脚に余計な負荷をかけることなくラクに楽しく走れると、ランナーたちの間で注目を集めています。今回はより細かいポイントをレクチャーしていきます。
Contents 目次
チーランニングの走り方のポイント3つ
チーランニングにおいて、重要な3つのポイントが、姿勢作り、足運び、腕振り。正しいフォームを身につけることで、体に軸が生まれて軽やかに走ることができます。まずはその場でそれぞれを単独で練習してみましょう。
重心はまっすぐ、骨盤を立てて前傾姿勢を保つ
足元から頭の先までが、一直線になるように重心をまっすぐにします。両足の間はこぶしひとつぶん開きましょう。反り腰にならないように骨盤を垂直に立てます。
下腹と腰に手を当てて、下腹の手を押し下げ、腰の手を押し上げると骨盤を立てるイメージがつかみやすくなります。
走り出すときには、そのまま足首から曲げて体全体を前傾姿勢にします。重力に自然に引っ張られるようなイメージで走りましょう。
地面を後方に送るイメージでうしろに蹴り上げて進む
前に進もうとすると、前に大きく踏み出して、地面を強く蹴ってしまいがち。これは疲労やケガの大きな原因です。
足の運びかたは、すり足のように前からうしろに地面を送るイメージで、うしろに蹴りましょう。ふくらはぎへの負担が少なく、長い距離をラクに走ることができます。自分で進もうとするのではなく、その場でトレッドミルに乗っているように脚を動かし、前傾姿勢による重力に任せて前進します。
ワキを締めてコンパクトにうしろに大きく腕を振ろう
ひじは90度に曲げて、軽くグーをにぎって助骨のすぐ下あたりにセット。ワキの下を締めて、コンパクトに振ります。うしろにいる誰かにひじ鉄をくらわせるようなイメージで、うしろに大きく振るのがポイント。腕全体の重さで自然に腕が戻ってくる動きに任せ、自分からは前に振り出さないようにしましょう。
坂道を上るときは、ひじを45度にして自分のあごにパンチを入れるようなイメージで振ります。ひじをうしろに引っ張らず、上につき上げる力で坂を上がります。
ポイントがわかったら、いよいよ実践編!
フォームをマスターするために効果的な練習法とは?