忙しい日々を送る現代人は、とにかく疲れていますよね。今や、女性であろうが年齢が若かろうが、つら~い肩こりを感じている人が多いもの。そこで今回は、バレエダンサーである武田亜希子さんが、誰でも簡単にできる“肩こり対策ストレッチ”を教えてくれました。
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■運動が苦手な人にもおすすめなのは「ストレッチ」
肩こりがとにかくひどいことを自覚している人は、日々いろいろな対処法をひと通り試しているはず。でも何をやってもよくならない…そんな“年じゅう肩こり対策ジプシー”状態なら、今こそ初心に戻って、小さな運動から始めてみませんか?
わざわざ服を着替える必要もなく、大げさな動きでもないストレッチは、いつでもどこでもできるため、運動が苦手な人でもすぐに行動に移せるもの。
今回は、バレエダンサーの武田亜希子さんに、とても簡単なのにじわじわとくる、肩こりに効果的なストレッチを教えていただきました。
■STEP1、筋肉をゆるめるストレッチ
まずは、肩こりに関わる首周辺の「筋肉をゆるめるストレッチ」からスタートします。
背すじをしっかり伸ばして、右手を背中側に置き、左手で右の前肩を外に伸ばすようにおさえます。息を吐きながら、首を左に曲げてそのままキープ。
このときにムリに曲げないようにしながら、真横、ななめ前方、後方と角度を変えてみると、より効果的です。
反対側も同じようにやってみてくださいね(武田さん)
◆STEP2、肩の上げ下げ
「肩の上げ下げ」はより意識を届きやすくするため、片法の肩ごとに行います。
まず、左腕を体の側面に対してななめ下側に伸ばします。このとき力は入れないでくださいね。
息を吸って左肩を上げたら、今度は息を吐きながら左肩を前へひねり出します。
次は逆。息を吸って左肩を上げたら、今度は息を吐きながら左肩をうしろへ引いて下げます。
これらを各5セット目安に行いましょう。(武田さん)
■STEP3、肩まわし
最後に力を抜いた状態で「肩まわし」を行います。まず、手先を肩に置き、そのまま前からうしろへとゆっくり肩をまわしましょう。
前にまわすときは左右の肩甲骨を離すように、うしろにまわすときは肩甲骨を寄せるように意識すると効果的。ひじで大きな円を描くイメージでまわすと、しっかりとまわすことができますよ。
肩まわしをしているときは呼吸を止めず、自然に続けてくださいね(武田さん)
どれもひとつひとつの動きをていねいに行うだけで、肩こりだけでなく、肩まわり周辺の疲れまでもぬけていくのが、やればやるほど実感できました。
みなさんも、ぜひやってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣