やせたいなら「体をほぐすこと」が重要だって知っていましたか? ダイエットエキスパートの和田清香先生が発信する「体が硬いと血流やリンパの流れが滞り、代謝が下がる」という情報に今、注目が集まっているよう。ごく普通のストレッチに見えるけど、しっかりほぐすことで「やせ体質」に近づけるのだとか!
Contents 目次
ストレッチで脂肪の燃焼効率をアップ!
ダイエットエキスパートの和田清香先生は、「体が硬いと、代謝が下がり脂肪がつきやすくなる」と話します。「体が硬いことで生じる冷えや関節の可動域の狭さ、それらが代謝を下げる原因になります。だから、日々のストレッチはとても重要です」
歩く、荷物を持つ&持ち上げるなどで使われる日常動作で使われる筋肉は、案外限られた部位が多いもの。
なかなか使われにくいお腹まわりや内ももなどは、意識して使っていかないとどんどん硬くなり、脂肪をためこみやすくなっていくのです。
でも、だからといってヨガなどの、特別なエクササイズをしてなくても大丈夫。
ちょっとした動きをおうちでのリラックスタイムへ取り入れれば、使われにくい筋肉を刺激することは十分できるのです。
「体が硬いからストレッチは苦手」という人でも絶対にできる、お手軽なものを3種厳選したので、ぜひお試しを。
TVを観ながら床ふきすると、脚の筋肉がストレッチされる
TVを観ている時間を有効活用して、すらりとした美脚を作りましょう。床がキレイになるので、一石二鳥!?
<1>
畳んだタオルを床に置き
右足を置いて前へ滑らせる
腰に手を添えまっすぐ立ち、体の正面の床に畳んだフェイスタオルを置き、右足を乗せる。
体重を支え、軸となる左脚は軽くひざを曲げる。
姿勢が安定したら右足を前へ滑らせ、ゆっくり開いていく。
<2>
コンパスで円を描くように
脚でタオルを横へ滑らせる
タオルに乗せた右足で大きく円を描くように、横へ滑らせていく。
<3>
タオルを後ろへ滑らせ
半円を描いたら元の位置へ
足を体の後ろへ滑らせぐるりと半円を描いたら元の位置に戻す。
正面→横→後ろ→元の位置を10回繰り返し、2セット行う。滑らせる足を変えて、同様に行う。
ソファに座ったら、お腹やせエクササイズのチャンス
ポッコリ出た下腹をペタンコに戻したいなら、ソファでのリラックスタイムにトライ。
<1>
膝を閉じて
ソファに浅く座る
ソファ(背もたれのあるイスでもOK)に浅く座り、両膝を閉じて姿勢を正す、両手は膝の上に軽く置いておいて。
<2>
背もたれへ
上半身を倒していく
背筋を伸ばしたまま、リクライニングシートを倒すようなイメージでゆっくりと上半身を背もたれギリギリまで倒していく。
腹筋を使って1に戻り、1→2をゆっくり5回繰り返し。
猫背になっていると腹筋が使われないので、注意を。
ごろ寝しながら、ウエストのくびれをつくる
床にゴロンと横になったら、脱力する前に少し体を動かしてみましょう。
<1>
腕を伸ばし横向きに寝て
お腹に力を入れる
横向きに寝て下の腕を伸ばし、頭は腕に乗せる。
両脚は閉じ、上の腕は胸の前に置く。
お腹に力を入れ、おへそと背骨が近くなるようにイメージしながらキープ。
伸ばした指先から足のつま先までが1本の背骨になったようなイメージを持つと◎。
<2>
息を吐きながら
床から脚を浮かせる
息を吐きながら、両脚をゆっくり床から浮かせ、可能なところまで持ち上げる。
お腹から脚を動かすイメージで、ウエストのくびれ部分の筋肉が意識できると理想的。
<3>
息を吸いながら
脚を下ろす
息を吸いながら、持ち上げた両脚を床スレスレのところまで下していく。
腹筋の力は抜かず、つま先ができるだけ遠くをとおって下せると◎。
ゆっくり呼吸に合わせ、2→3を10回繰り返し、反対側も同様に行う。
TV鑑賞タイムにできる3つのストレッチ&エクササイズはいかがでしたか?
すきま時間を上手に活用して、気になる部分をギュッと引き締めていきましょう。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/ 斎藤節子 文/木下頼子