運動不足や座りっぱなしの仕事、冷えによる循環の悪さ…脚のむくみは見た目の問題はもちろん、さらに冷えを加速させてしまったり、将来的には下肢静脈瘤などの病気にもつながります。下半身に溜まった余分な水分を上へと戻し、むくみを予防・緩和するエクササイズをパーソナルトレーナーの八木知美さんに教えてもらいました。
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「第二の心臓」ふくらはぎをしっかり動かそう
心臓から遠い脚は、血流やリンパの流れが滞りやすく、むくみやすい場所。意識して伸ばしたり動かしたりして、停滞している血流とリンパの流れをうながしましょう。
「1つめは、ふくらはぎからひざ裏をしっかり伸ばして筋肉ポンプを動かすエクササイズ。もう1つは、脚に溜まった余分な水分を、強制的に上半身に押し戻していくストレッチ。体が固い人は、最初は無理のない範囲で行ってください」(パーソナルトレーナー・八木知美さん)
脚のむくみを予防・緩和するエクササイズ、2種類をご紹介します。
ひざ裏を伸ばしてリンパを流す「鷲のポーズ」
やり方はこちら!
《やり方》
【1】脚をまっすぐ伸ばして座る
床に座り、両脚を前に伸ばす。
【2】足裏で両手を組む
片方のひざを曲げ、曲げたほうの足の裏で、両手を組み合わせる。
【3】ひざをゆっくり伸ばしていく
手で足裏を支えながら、ひざをゆっくり伸ばしていく。このまま30秒キープ。反対側も同様に。
<これはNG!>
背中が丸まらないように注意し、骨盤をしっかり立てることを意識。ツラい人はひざを曲げてもOK。