「今はまだ考えていないけど、いつかは子どもを産みたい…」そう思っている女性は多いはず。でも、日々の生活習慣やストレス、冷えなどで妊娠しにくい体になっていることも…。
産みたい! と思ったときに慌てないように、今のうちから子宮力をダウンさせない生活を心がけたいもの。
子宮力UPの食事法やエクサをご紹介!
Contents 目次
積極的にとろう!『子宮力』アップの栄養素が豊富な食品
子宮や卵巣の環境を整えるためには、バランスのよい食事にプラスしてとっておきたい栄養素があります。
たんぱく質
魚、豚肉、牛乳、卵
たんぱく質は血液や筋肉など、体をつくる材料になるため、十分にとると体温上昇が期待できます。肉や魚、豆腐などさまざまな食品からまんべんなくとるようにしましょう。
ビタミンC
小松菜、柑橘類、じゃがいも
コラーゲン合成に必要で、美肌はもちろん血管をしなやかにするので、冷えの予防にも。抗ストレスホルモンの合成にもかかわるため、ストレスの多い人はしっかりと補給を。
鉄
ホウレン草、レバー、赤身肉
不足すると、取り入れた酸素が体のすみずみに運ばれなくなり、代謝が低下。冷えを感じやすくなります。鉄欠乏性貧血の原因にも。
レバーや赤身の肉に多く含まれます。
ビタミンE
うなぎ、ナッツ類
女性ホルモンの合成を助けるほか、自律神経に働きかけて血流を促して、冷えを改善します。抗酸化力が高く、細胞や血管を老化から防ぐ働きも。ナッツ類などに豊富。
葉酸
牛レバー、ブロッコリー、枝豆
葉酸はビタミンB群の一種。細胞が分裂・増殖するときに大切な働きを担っており、妊娠が成立し、出産するまでには欠かせない栄養素です。貧血予防にも有効。葉菜類に多く含まれています。
大豆イソフラボン
豆腐、納豆、味噌
排卵を促し、美肌や髪をつややかにしてくれる卵胞ホルモンと化学構造が似ている栄養成分。体内で同様の働きをしてくれます。大豆製品に多く含まれています。
上記の栄養素はぜひ積極的にとっておきたいもの。食品だけでは足りない栄養素は、サプリメントで摂取するのもおすすめ。
【子宮力UPの食べ方1】なるべく同じ時間帯に食事をする
夜遅い時間に食事をしたり、朝食を抜いたりすると、よぶんな脂肪がつきやすいだけでなく、自律神経のリズムが狂いやすくなります。3度の食事はなるべく同じ時間帯にとって、体内リズムを整えるようにする。
【子宮力UPの食べ方2】体を温める食材を意識してとる
冬が旬で寒い土地で採れる食材の多くは、体を温めるといわれます。特にしょうがやネギ、ニンニクなどの香味野菜や根菜類は温め効果バツグンなので、積極的に取り入れましょう。
【子宮力UPの食べ方3】冷たい飲食物はひかえめに
冷えた飲みものは体を内側から冷やしてしまうので、夏でもとり過ぎには注意! 生野菜も食べ過ぎると体を冷やすので、温野菜を取り入れるなど工夫して。
【子宮力UPの食べ方4】発酵食品を取り入れる
発酵食品は腸に働きかけて便通を促すほか、腸内の有用菌を増やしてくれます。有用菌が増えると腸内環境が改善されて代謝が高まれば体温もUP。
子宮・卵巣の環境を整える! 骨盤底筋エクササイズ
骨盤底筋は妊娠、出産時に大きな役割を果たします。ここを鍛えると、骨盤内の血液循環がよくなり、女性ホルモンの分泌バランスも整います。
- ひざを立ててあお向けになり、脚を肩幅より少し広めに開きます。
- お腹に力を入れ、お尻を持ち上げていきます。
- お尻をいちばん高い位置でキープし、お尻を5回締めます。
- 息を吐きながら、ゆっくりとお尻を下ろしていきます。これを1日5セットをめやすに、さっそく始めましょう。
何をどのように食べるかで、妊娠力は大きく左右されます。また、子宮・卵巣の環境を整えるエクササイズもやっておくと更にベター。体を温め、腸内環境を整える食材をとるなど、子宮や卵巣の環境を整える食べ方やエクサをマスターし、いつでも産めるカラダでスタンバイしておきましょう!
監修/池下育子、取材・文/額賀敏恵