見た目はやせているけれど、じつはびっくりするほど内臓脂肪がついていた、なんてこともありますよね。ダイエットとは無縁の女性であればあるほど、どうしたらいいのかわからなくなるもの。だからといって、わからないまま放っておいても脂肪は蓄積されるばかりですから、一日でも早く脂肪を燃焼させる運動を始めるに越したことはありません。
そこで今回はバレエダンサーの武田亜希子さんに、お腹の内臓脂肪を燃焼させるために効果的なストレッチを教えていただきました。
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■:内臓脂肪を燃焼させるのに効果的な呼吸法
内臓脂肪を燃焼させるには、ストレッチをしながら胸式呼吸をすることが効果的です。胸式呼吸は、内臓の血流もよくなり免疫力が上がるといわれている呼吸法。ぜひ胸式呼吸をしながらやっていきましょう。
<胸式呼吸のしかた>
1、 ラクな姿勢で座ったら、両手をろっ骨辺りにおく。お腹はぐっと引き締めたまま鼻から息を吸いましょう。
このとき、ろっ骨のあたりが横に膨らむと理想的。ろっ骨においた手が外に押される感覚がつかめたら正解。
2、深いため息をつくように口から息を吐きます。このとき、お腹の引き締めはキープしたまま、女性は膣を締め上げるイメージ行って。
動きがわかればとても簡単にできますので、ぜひ少しずつ慣れていきましょう(武田さん)
■:お腹上部の内臓脂肪を燃焼! ストレッチ<1>
1、あお向けに寝たらひざを立て、足は腰幅に開いてまっすぐ置きます。腕を天井に向けて上げ、肩は下ろします。
2、息を吐きながら、頭、首と順番に丸めるように肩甲骨のあたりまでゆっくり起こします。このとき首には力を入れないように。目線は常にお腹へ向けます。
息を吸いながら骨をひとつずつ床につけるように、ゆっくり床に体勢を戻していきます。回数はムリのない程度で、慣れてきてから回数を増やすようにしましょう。
もう少し強度を上げたいという人は、手を頭のうしろに添えて行ってみてください(武田さん)
■:お腹上部の内臓脂肪を燃焼! ストレッチ<2>
1、ラクな姿勢で座ったら手は腰におき、息を吸いながら背すじを伸ばします。
2、次に息を吐きながら骨盤をうしろに倒します。このとき、お腹をえぐるようにうしろに引きましょう。
目線は正面からだんだんお腹にシフトし、背中でアルファベットの「C」を作るイメージ。この体勢で呼吸を止めず、5秒キープしましょう。
5秒経ったら息を吸いながら元の姿勢にゆっくり戻していきます。これを何度かくり返してください。
肩に力が入って肩が上がらないように気をつけましょう(武田さん)
お腹の中でも今回はちょうど胃の下にあたるお腹上部の内臓脂肪にフォーカスしたストレッチを教えていただきました。
次回は、年齢と共にたるみも気になる「下腹」の内臓脂肪にフォーカスしたストレッチをご紹介します。
取材・文/高田空人衣