不眠に悩む人は5人に1人と言われ、もはや不眠は国民病と言えるほど。眠りの質が悪い、十分な睡眠が取れないなどが続くと、仕事のパフォーマンスが落ちたり日中の生活にも支障が。スムーズに入眠して質のよい眠りを得るためのエクササイズを、パーソナルトレーナーの八木知美さんに教えてもらいました。
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「寝なきゃ」と意識せず、いつの間にか自然な眠りへと誘う
ベッドに入ってもなかなか寝つけない、寝ても翌朝疲れが取れていない…睡眠の質が悪いと脳や体が十分に休むことができず、ホルモンの分泌などにも悪影響。病気にかかりやすくなったり、QOL(生活の質)を低下させるなど、さまざまなトラブルの原因に。
「体が固くこわばっていると、リラックスした自然な眠りは訪れてきません。ベッドに入ったままできるエクササイズで体と心を同時にゆるめ、スムーズに眠りにつきましょう」(パーソナルトレーナー・八木知美さん)
不眠を緩和するエクササイズ、2種類をご紹介します。
体を眠りモードに導く「骨盤開き」
やり方はこちら!
《やり方》
【1】横になって足裏を合わせる
ベッド(ふとん)に横になり、左右の足の裏を合わせる。ひざはベッドからやや浮かせてOK。両手は自然に体の横に。このままの体勢で体全体の力を抜く。
<Point>
脚の裏を股関節に引き寄せるほど、骨盤の開きが大きくなってリラックス効果大。痛くない範囲でトライしてみて。
反動を利用する「脱力エクササイズ」
やり方はこちら!
《やり方》
【1】手足に思いっきり力を入れる
ベッド(ふとん)に横になり、両手・両脚を投げ出す。両手と両足の指にギュッと思いっきり力を入れて5秒間キープ。
【2】フッと力を抜く
両手・両脚同時に力を抜いてリラックス。1,2を好きな回数くり返す。
<Point>
強く力を入れるほど、反動でリラックス効果が高まる。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/斎藤節子 取材・文/遊佐信子