もともと脚が太いわけではないのに、パンツをはいた脚がムチッと見えてしまう…。運動を毎日欠かさず行っている女性によくある悩みのひとつですが、理由は太ももの前側にがっしりとした筋肉がついているせいかもしれません。
「前側に張り出した筋肉は、運動のし過ぎによるものと思われがちです。でも実際は、姿勢が猫背になっていることで、骨盤がうしろに傾く習慣があり、自然と前ももに負荷がかかり、がっしりとした筋肉がつきやすくなっているのです」とバレエダンサーの武田亜希子さん。解決策として、姿勢の改善をしながら、前ももにフォーカスしたストレッチを行いましょう。
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今すぐできる! 簡単前ももストレッチ
左手でイスの背もたれを持ち、まっすぐ立った状態で、右脚のひざをうしろに曲げ、右手で足首を持ちます。余裕がある人は、両手で足首を持つとよいですよ。
息を吐きながらひざをうしろにひきます。軸足のひざを軽く曲げた状態で行うとより効果的。また、ひざが外側に開かないように、まっすぐ引いていくようにすることで、前ももがしっかりストレッチされます。
適度に行ったら、左脚も行っていきましょう(武田さん)
座ったままできる! 前ももストレッチ
横座りからスタートします。
上半身は力を入れず、両手は体の少しうしろに置きましょう。
息を吐きながら、脚が内またになっている側の骨盤のつけ根を、前に押し出すようにして伸ばします。
適度に伸ばしたら、息を吸いながらゆるめましょう。ほどよくくり返したら、反対側も行います(武田さん)
寝たままできる! 前ももストレッチ
今度は、あお向けに寝た状態からスタート。
左脚はひざを立てて、右脚はなるべくひざの裏側をしっかり伸ばした状態で天井方向に上げます。高さは必要ないので、ツラくないところまででかまいません。
この状態から、天井方向へ上げた右脚の足先で、くるくる空中に円を描きます。このとき、足先だけではなく足のつけ根から動かすことがポイント。
スピードもいりませんし、大きい円を描く必要もありません。ただし、キレイな円を描くように意識して。
目安として、5周ほどしたら、反対回しも行いましょう。
余裕がある人や、慣れてきた人は、描く円を大きくすると効果的です。片足で、合計10周ほど行ったら、逆の足も同様に(武田さん)
もう太ももがムチムチだなんて言わせない! デニムが似合うかっこいい太ももを作るストレッチ。ぜひ、前回ご紹介した内ももストレッチと一緒にとり入れてみてくださいね。
取材・文/高田空人衣