女性が憧れる、しなやかな筋肉がついた脚。まっすぐに伸びた脚なら、なおのこと憧れますよね。ですが、さまざまな脚のゆがみに悩んでいる女性は多いもの。そのなかでも、最も多い悩みは「O脚」でしょう。O脚は、スキニーのような細身のパンツをはいたとき、ひざまわりの大きな湾曲が目立つもの。少しでも脚のゆがみを目立たなくしたい! そんなあなたに、世界で活躍するコンテンポラリーダンサーの得居幸さんによる、O脚改善ストレッチをご紹介します。
Contents 目次
あなたはO脚? セルフチェック
まずは自分がO脚かどうか、セルフチェックしてみましょう。
鏡の前で両足をそろえ、くるぶしを合わせてまっすぐ立ちます。
このときに、ひざの間にすき間ができる状態ならO脚です。
このタイプの人は骨盤がうしろに傾いていることが多いため、股関節が外側へまわろうとする力が常に加わっています。
そのためお尻の筋肉がこっていますので、まずはこりをとり除いてから鍛えましょう!
目指せ!脱O脚 <ステップ1>お尻ともも裏ストレッチ
寝転んで、ひざを立てた姿勢からスタート。
左脚を右ひざにかけて、両脚を浮かせて胸に引き寄せます。両手は右脚のうしろからでも、左脚を持って右脚をサポートしてもかまいません。
この姿勢で息を吐きながら、ゆっくり8つ数えます。
下ろしたら両脚を伸ばして腰から揺らし、リラックスします。反対側も同様に行いましょう。
目指せ!脱O脚 <ステップ2>ひざのズレを調整するストレッチ
これは、外側にズレたひざを戻すストレッチです。
内側に脚を倒すのが苦手な人も多いですが、ゆっくり息を吐きながら行いましょう。
床に座った状態で、左脚は前に伸ばし、右脚は内側へ倒します。息を吐きながら、右脚のつけ根から上体を前に少し倒してしばらくキープ。息を吸いながら上体を戻します。これを5回くり返し、脚を入れ替えて反対側も同様に行いましょう。
次に両ひざを内側へ倒し、つま先は外へ向けてかかとは伸ばさず座ります。
このとき、しっかり骨盤を立て、床側の脚全体が床につくように気をつけて。20秒キープを3回くり返しましょう。
目指せ!脱O脚 <ステップ3>内もも強化ストレッチ
ひざを立てた状態で座ります。フェイスタオルを軽く丸めて、内またからひざにかけてはさみ込みましょう。
両手はお尻の少しうしろについて、息を吸いながら内ももに力を入れて両脚を上げます。吐くときに内ももに力を込めて、タオルを両脚でギューっと押し合い8秒キープ。これを5回くり返します。
最後にタオルをはずしたら、脚を下ろして足裏も床につき、両ひざを軽く開いて、ゆらゆらとひざから揺らして足をほぐしましょう。
得居さんによると、脚のゆがみは似合わない洋服が増えるばかりではありません。歳を重ねるごとに軟骨がすり減ったり、筋肉が弱くなることでひざへの負担が大きくなり、痛みの原因になるのだそう。
そうなる前に、毎日のケアやストレッチで予防することが重要。次回は、X脚の改善ストレッチをご紹介します。
取材・文/高田空人衣
【取材協力】
※ 得居幸(とくいみゆき)
愛媛県松山市出身。99年よりyummydaneとして国内外で多数上演。10年に美術家/アニメ作家の山内知江子とパフォーマンスユニットHanbun.co(ハンブンコ)を結成、独創的な作品が各地で好評を博す。「道後オンセナート2018」地元アーティスト。舞台と並行して親子向けWSや俳優への身体WSなど活動は多岐にわたる。
Hanbun.coURL:https://hanbunlive.wixsite.com/hanbunco