そろそろ腕を出すファッションも楽しみたい季節。今回は、バレリーナのようなほっそりとしなやかな二の腕を作るためのエクササイズをボディメイク講師の城山珂奈見さんに教えていただきます。
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バレリーナのような、ほっそりしなやかな二の腕に!
こんにちは! バレリーナのような体をつくるボディメイク講師の城山珂奈見(かなみ)です。
今回は、これからの季節特に気になる、二の腕をテーマにしてみました。バレリーナの腕はなぜ、あんなに細くてしなやかなのでしょうか? それは、バレエの腕の動き、使い方に秘密があるのです。
今日は、そんなバレリーナの腕の使い方をエクササイズとして行えるようにご紹介してみました。ぜひ、試してみてくださいね。
(1)腕を横に広げて立ちます
両腕を横に広げて立ちましょう。じつは、このときの腕の形がポイントになります。ひじと手首は肩より高くならないようにします。手をピンピンに伸ばしきるのではなく、ほんの少し、ひじと手首を曲げます。ひじと手の甲が背中側、後ろに向いているようにします。
(両肩が上がらないよう、肩は下ろしておきましょう。)
<これはNG!>
左の写真のように、ひじが下に下がらないようにしましょう。ひじが地面の方向を向かないよう、ひじは背中側、後ろに向いているように、少しひじを意識して持ち上げるような気持ちです。また、右の写真のようにひじを伸ばしきるのもNGです。
<これがGOOD!>
上の写真のように、肩からひじ、手首にかけてゆるやかなカーブを描けるとキレイです。
ひじと手首は伸ばしきらずに、軽く曲げておきます。軽く曲げながら、下がらないように持ち上げるのは、じつは結構大変。力が必要です。(これが、とてもよいトレーニングになるのです!)このとき、ひじと手の甲が背中側、後ろに向いているようにできると、より効果的に二の腕に働きかけることができます!
よく、バレエでは「肩に水を垂らしたときに、水滴がひじから手首を通って指先まで伝うように(途中で水滴が下に落ちないように)」と言われます。このなだらかな腕のラインをキープすること自体が、腕の筋肉を鍛えることにつながっており、ウエイトなどを使わなくても、すばらしく引き締まった腕をつくることができるのです。
(2)両手を回す
(1)の腕の状態を保ちながら、指先で小さな円を描くように、腕全体を回します。前から後ろに向かって一方向に回しましょう。
10回回す→10秒キープ→10回回す→10秒キープ→10回回す→10秒キープ
を3セット程度行いましょう。
以前の記事『体幹を強化して「姿勢美人」を目指す!最強バレエエクササイズ!』で、バレエの立ち姿勢についてもお伝えしましたが、じつはバレエでは、ただ腕を横に上げるだけでも、さまざまな筋肉を使っているのです。
この腕の形ができるようになると、腕のエクササイズになるだけでなく、美しい腕の所作も身につけることができます!
ぜひ、この夏チャレンジしてみてくださいね。