「押すだけダイエット」で大人気の美脚トレーナー・久優子さん。そんな久さんの最新の著書『たたいたら、ヤセた。』(宝島社)も話題沸騰中。そこで、久さんにたたくとヤセられる理由をうかがってみました。
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「昔から、体をたたくのは〝叩打法(こうだほう)〟と言って、マッサージの仕上げなどに用いられてきた方法です。人間の体の約60%は水分なので、たたくと体の水分が振動してその刺激が皮膚を通して筋肉や骨、関節に伝わり、それによって血液やリンパの流れがよくなって老廃物の排出が促され、むくみが解消します。
硬くなっていた筋肉がほぐれ、骨や関節もゆるむので体のゆがみも改善。また、体が温まるので代謝が上がってやせやすくなり、免疫力もアップ。骨に適度な負荷が加わるため、骨も丈夫になります。リンパ節が詰まりすぎていて〝押す〟マッサージをすると痛い人や、筋肉が硬くなっている人は、まずはこのたたく方法から始めてみるのもおすすめです」(久優子さん)
そこで、たたくとやせやすくなる4つのパーツのたたき方をご紹介。行う時間は、入浴後がとくに効果的ですが、ほかの時間でもOK。すきま時間にこまめに実践しましょう。
■久優子式「たたくだけダイエット」
1、体の土台である足からたたいて老廃物の排出を促進
<足首>
片脚の太ももの上にもう一方の脚をのせ、くるぶしのまわりを、こぶしの小指側でたたきます。くるぶしから足先までをたたくと、足首がよりゆるみます。15秒ほど行ったら反対側も同様に。
<Point>
くるぶしの外側は念入りにたたいて。
2、大きなリンパ節の詰まりを解消し、下半身太り解消
<そけい部>
両脚を真横に大きく開き、ひざを曲げます。脚のつけ根のそけい部にある大きなリンパ節を開くイメージで、握りこぶしで左右交互にたたきます。たまった老廃物を流すため。しっかりと刺激しましょう。これを30秒。
3、内臓の位置を元に戻して代謝をアップ
<お腹>
両脚を肩幅程度に開いて立ち、両手の握りこぶしの小指側で、お腹を左右交互にたたきます。太鼓をたたくイメージで、腕を左右交互に大きく開きながらたたくと、しっかり深部に効かせることができます。これを30秒。
4、わきの大きなリンパ節をたたいて上半身もスッキリ
<わき>
腕を上げて、反対側の手の握りこぶしの親指側でわきの下を強めにたたきます。大きなリンパ節を開くイメージで、しっかりとたたきましょう。腕を上げる角度を変えて、たたいたときの振動がより深部まで伝わる位置を探しながら行って。これを15秒。反対側も同様に。
ハードな筋トレは不要! これまでダイエットにザセツしがちだった人も、面倒くさがりな人も、久さんの教える「たたくだけダイエット」をとり入れてみましょう!
モデル/加藤夏子 撮影/山上忠 ヘア&メイク/斉藤節子 取材・文/和田美穂