脂肪がたまりやすいお腹まわり。どうにかペタンコなお腹になりたいけど、ハードな運動や、食事制限は続かない。そんな人には、姿勢を改善することでペタ腹になれる"巻くだけダイエット"がおすすめ!
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姿勢が悪いと太りやすい。それってどうして?
姿勢が悪いと太りやすい、という話はよく耳にするものの、実際にどのようにダイエットへの影響があるのかは分かりにくいですよね。姿勢はどれほど大切なのでしょうか? ダイエットトレーナーの小山圭介先生に教えていただきました。
「“たかが姿勢”とあなどってはダメ。悪い姿勢では、体がゆがんで体内の血液やリンパ液のめぐりが悪化。代謝がダウンして太りやすい体になってしまうのです。とくに注意してほしいのが前重心。腹筋がゆるみ、太ももの前側で体を支えると、太もも、ふくらはぎが太くなり、下半身太りやむくみにつながります」(小山先生)
やせ姿勢「In&Up」をマスターして代謝を上げる!
自分は姿勢が悪いな、と自覚している人は、ハードな運動をしなくても、習慣化することで代謝を上げることができるやせ姿勢をぜひとり入れてみましょう!
1、おへそを中心にお腹にIn!
まっすぐに立って胸を張り、肩を少し後ろに引きます(猫背にならないように)。そのまま、お腹を思いっきりグッ!とヘコませてペタンコにします。
2、ヘコませたままお腹にUp!
お腹をヘコませたまま、上方向にお腹を引き上げます。さらに尻の穴をキュッと締めて。この「In&Up」のやせ姿勢を日常生活で意識し、習慣づけましょう。
バスタオルを“巻くだけ”で腹ペタ女子になる!
さらに、もっと早くお腹をペタンコにしたい!という女性におすすめなのが、バスタオルを“巻くだけ”ダイエット。やり方はとっても簡単で、さきほど紹介した「In&Up」のやせ姿勢をつくって、お腹にバスタオルを巻くだけなんです!
でも、こんなに簡単な方法でどうしてペタ腹になれるのでしょう。
「In&Up」の姿勢をつくり、バスタオルを巻いて1~2時間キープすると、やせ姿勢を体にメモリー(筋肉を形状記憶)することができます。また、タオルを巻いてお腹に圧をかけると、血液やリンパ液の滞りが改善。余分な水分を排出し、お腹のむくみもスッキリとれるのです」(小山先生)
使用するタオルは、フェイスタオルではなく、バスタオルを選びます。巻く時間は、1日1~2時間が目安。朝、起床後に巻けば、正しいやせ姿勢をインプットして1日を過ごせるのでおすすめ! ただし、妊娠中や生理中は巻くのをお休みしてください。
バスタオルの巻き方
1、タオルを縦4つ折りにしてウエストに巻く
バスタオルを広げ、縦4つ折りにします。タオルを腰の後ろにまわし、次に左端からタオルを折ってぴったりと右わき腹に当てます。
2、少しきつめに巻き、巻き終わりを折り込む
思いきりお腹をヘコませて引き上げ、次に右からタオルを折ってウエストにきつく巻きます。巻き終わりを上側に折り込み固定。
3、完成!
そのまま1~2時間キープ。エクササイズをするのがオススメですが、家事をしながら巻くだけでもOK。ゆるくなったら巻き直しましょう。
タオルを巻いて簡単エクサ!「かかとアップ&ダウン」
お腹にバスタオルが巻けたら、簡単エクササイズにチャレンジ! 前重心の改善に効果的です。
壁に片手をつき、かかとをアップダウン
壁から30cmほどの位置に立ちます。壁側の手は壁に、反対側の手は腰におきます。1秒間に2回ぐらいのペースで、かかとを30回上下。重心が前にかかり過ぎないように注意して。これを30回×2セット行いましょう!
読者が巻くだけダイエットに挑戦! 1週間でお腹-6.0cm!
猫背や、ひざのゆがみ、お腹の力が抜けて前重心になった姿勢で、「太りやすい体」と言われてしまったKさん。韓国の女性アイドルグループ「少女時代」のようなキレイなスタイルを目指して、1週間巻くだけダイエットに挑戦!
ふだん歩いているときや、バイト中にもやせ姿勢を意識して生活。タオルを巻いた状態で、ダンスを踊ったり、エクササイズを行ったところ、
なんと1週間でお腹-6.0cm、ウエスト-3.0cmを達成。
さらに、9日目には、お腹-6.5cm、ウエスト-5.0cmまでお腹に変化が現れました!
とっても簡単なのに、姿勢がよくなりペタ腹に効果的な巻くだけダイエット。必要なものはバスタオルだけなので、ぜひ今日から始めてみてはいかがでしょう。
イラスト/藤井昌子 文/FYTTE編集部