昨年12年ぶりの出産をしたMALIA.さん。「私はむくまない体質」と思っていたけれど、メディカルトレーナーの岩井隆彰さんにみてもらうと、脚のむくみが取れて「脚の形が変わりすぎていた」とその変化に驚いたと話します。超効率メソッドで5日だけでボディラインが変わると評判の岩井さんのメソッド。今回は、岩井さんの著書『モデルが撮影前にしている5日だけトレーニング』から、むくみに効くトレーニングをお伝えします。
Contents 目次
本人も気づかないむくみをとる
体は、細ければ美しく見えるわけではありません。むくみをとりのぞかなければ、美しく見えないのです。
もともと細いMALIA.さんですら、初めて来院した後に脚のラインが見違えるほど美しくなったこと、また体が軽くなったことに驚いていたくらいです。
むくみの恐ろしいところは、本人ですらむくんでいることに気づいていないこと。そして、むくみがさらなるむくみを引き寄せて太くしてしまうことにあります。
ですから、むくまない体をつくることは、ボディラインを整えるうえでは最優先事項です。
むくみの改善をもっとも認識しやすいのが、「アキレス腱がきれいに出て、足首のくびれが出ているかどうか」。
ぜひご自分の足首の後ろ側をチェックしてみましょう。
朝は脂肪が燃えやすい体を作る
私の「5日だけトレーニング」では、朝昼晩のトレーニングメニューがあります。
今回は、朝のトレーニングのひとつで睡眠時に起きたむくみ改善にも効果的なメソッドをご紹介します。
1日のはじまりは、ベッドの上で寝たまま下半身を刺激するトレーニングからスタートします。毛細血管のすみずみまで血液が行き渡るようにイメージして、下半身の大きな筋肉に負荷をかけます。
寝起きのトレーニング〜下半身を全体的に刺激する
ベッドにあお向けに寝たまま、ひざを立てます。
足は肩幅と同じくらいに軽く開いて、手は体の横に沿うように伸ばして、手の平を下に向けます。すべてのポーズで下腹部をへこませながら行うことがポイントです。
寝起きのトレーニング1
下半身を全体的に刺激するので、朝から代謝のいい身体を作ることができます。
1 両手を床について、 お尻をぐっと持ち上げます。
2 肩からひざまでが一直線になるように 腰が落ちないように注意しましょう。
30秒キープします。
寝起きのトレーニング 2
太ももの裏全体に刺激を与え、引き締まった太ももを作ります。
1 右足首を左のひざに引っかけます。(ひざをできるだけ外へ開く)
2 先ほどと同じようにお尻を一直線になるように持ち上げます。反対の足も同様に行います。
30秒キープします。
寝起きのトレーニング 3
アキレス腱のむくみがとれてくっきりし、ふくらはぎにきれいなすじが入るポーズです。
1 最初の準備ポーズより、足を遠くにおきます。 ひざの角度は90度以上にしましょう。
2 かかとを上げながら お尻を持ち上げます。
30秒キープします。
朝は脂肪が増えやすい体を作ることを意識してトレーニングを行います。
夕方にかけて徐々に代謝は上がっていきますが、朝に下半身の大きな筋肉を刺激することで1日中代謝のいい体を作ることができます。
それと同時に背筋・腰筋、お尻から太ももの裏、ふくらはぎにかけて筋肉を鍛えますから、後ろ姿がきれいになりますし、骨盤も立ちやすく、姿勢もよくなります。
参考書籍
岩井 隆彰 (著), MALIA. (著)『モデルが撮影前にしている5日だけトレーニング』(大和書房)
MALIA.
1983年2日1日生まれ。横浜出身。パキスタン人の父と日本人の母を持つハーフモデル。現在はモデル・タレント活動をする一方、株式会社Anela代表取締役社長として、ファッションブランドのディレクター、美容サロンを経営。ブラジリアンワックスを普及すべく、一般社団法人国際ワックスコンソーシアムを立ち上げ、現在理事長。2002年19歳で初めて出産、以降プライベートでのさまざまな経験を経て、2018年35歳で4人目を出産。今もなお、日々新しい事に挑戦し続けている。
文/庄司真紀