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50秒でやせる! 40代からでも遅くない、たるませないボディの作り方

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50秒でやせる! 40代からでも遅くない、たるませないボディの作り方

40歳を過ぎたあたりから体型が変わった、やせにくくなったetc…20代、30代の頃の自分とは体が違うと感じている人も多いのでは。そこで、ボディメイク・メソッド「タテ伸びモーション」を提唱するパーソナルトレーナーの日高靖夫先生に、40代から効率よく、かつ効果的に、たるみのない美ボディを作る方法を教えてもらいました。

監修 : 日高 靖夫

心と体のパーソナルトレーナー。神奈川県葉山で会員数限定のパーソナルトレーニングジムY’S BODY FACTORYを運営。プロアスリートのメンタルトレーニングも行っている。運動生理学、骨格構造学、心理学、脳科学、コーチングを融合した独自のダイエット法やボディメイク術をベースにしたわかりやすい指導に定評があり、無理のない身体づくりは多くの女性の支持を集めている。著書に『タテ伸びモーションでマイナス10歳愛され美ボディメイク』(秀和システム)がある。
Y’S BODY FACTORY:http://ysbodyfactory.com/

Contents 目次

■体が変わる40代は生活習慣を変えるチャンス!

40歳以降、やせにくくなる主な原因は、加齢による筋肉の減少や、それに伴う代謝の低下。また、女性ホルモンのバランスの乱れなどが考えられます。

「体が変わる年齢として、僕が目安にしているのは“厄年”です。女性の場合は37歳、男性であれば42歳が本厄。古くから言われている通り体の変わり目の年です。このタイミングを機に体の変化に気づき、生活習慣を見直すことで10年後、20年後の体に差が出ますよ」(日高先生)

とはいえ、40歳前後の女性は、子育てや仕事で忙しい時期。やせにくくなった体の変化を実感する一方で、ダイエットのために定期的にスポーツクラブやジムに通ってトレーニングを行うのはなかなか難しいもの。

「スポーツクラブやジムは、例えるなら、非日常空間。忙しい世代の女性が、非日常空間でトレーニングを行うのはハードルが高く、ザセツしやすい環境といえます。代謝を上げるために生活習慣を変えるなら、日常の動作をトレーニングに変え、多忙な毎日のすき間時間にできることを行うのがベストです」(日高先生)

日高先生がレクチャーする「タテ伸びモーション」は、50秒間体をタテに伸ばして鍛えることで、美しいボディラインを叶えるボディメイク・メソッド。
トレーニングのポイントは、日常生活の中でキレイな姿勢をキープすることです。すると、「姿勢筋」と呼ばれる背骨まわりのインナーマッスルが鍛えられ代謝がアップ。また、キレイな姿勢をとることで背骨が正しい位置に整えられ、関節の可動域が拡大。アクティブに動けることで代謝も上がり、女性らしいシルエットの美ボディが手に入ります。

■40代以降は、体を慈しむていねいなトレーニングが鉄則

40代以降のボディメイクで、日高先生が心がけていることは「体を痛めつけない」こと。

「学生時代の部活のようなハードな運動は、40歳以上には逆効果。ケガにもつながりやすいです。大人の女性が美しい体を目指して『タテ伸びモーション』を行う際、私が大切にしているコンセプトが3つあります」(日高先生)

コンセプト1:自分の体を大切にていねいに扱うこと
トレーニングを行うときは、現状の筋肉や関節の動きを把握することが大事。そのうえで、ムリのない程度にゆっくり「タテ伸びモーション」を行うと快適に体を鍛えることができます。

コンセプト2:美しい姿勢を保てる範囲内で体を動かすこと
「タテ伸びモーション」は体のメカニズムに即した安全な動作ですが、柔軟性には個人差があります。自分の可動域の範囲で美しい姿勢をキープすることが大切です。

コンセプト3:美しい動作を日常的に意識すること
「タテ伸びモーション」で、キレイな姿勢を体に記憶させたら、その姿勢を「立つ・座る・拾う」の日常動作に活用すると効果的。日々の積み重ねで、ボディラインが美しく整えられると同時に代謝が上がり、やせやすい体になります。

それでは、さっそく「タテ伸びモーション」にトライ! 今回は40代のボディラインを、より美しく進化させる「立つ・座る・拾うモーション」の応用編をレクチャーします。
≫「タテ伸びモーション」の基本の動きはこちら

■立つ・座る・拾うモーション 応用編

日常動作の美しさを極めながらトレーニングする「立つ・座る・拾うモーション」応用編で、ボディラインに磨きをかけましょう。

●ウエストシェイプ&ヒップアップを叶える「ななめ壁ドン」

壁に手をつき、上半身&下半身を伸ばすことで、背中〜ウエスト、脚の裏〜お尻のラインが引き締まり、全身のシルエットをスッキリ整えます。

1、壁の前に立ち、脚を肩幅に開く。床と平行になるように、壁に両手をつける。このとき、肩が上がらないように気をつけて。

2、壁に両手をつけたままひじとひざを伸ばし、お尻をうしろに引く。背中は自然なカーブを保ち、わきの下、ひざ裏をじっくり伸ばしながら30秒キープ。

●背中&内もものラインを引き締める「カエルポーズ」

股関節を開いて内ももの筋肉を伸ばすことで、ほっそりとした太もものラインを作ります。腰〜背中もストレッチされて美しいバックシャンに。

1、脚を肩幅に開き、背すじを伸ばして立つ。両足のつま先を外に向け、胸の前で両手のひらを合わせる。

2、ひざの向きとつま先の方向をそろえ、お尻を下ろしてしゃがむ。ひじでひざを外側に押し、視線をまっすぐ前に向ける。1→2を10回くり返す。

●視線集中! 理想のボディラインを作る「モデルポーズ」

デコルテから背中、背中からヒップ、ヒップからレッグまで、一気にアプローチするポーズ。メリハリの効いた理想的なボディラインを実現できます。

1、両手を骨盤におき、頭、背中、お尻の3点を一直線のラインでつなぐ。股関節から上半身を曲げ、脚の裏側が伸びるのを感じるところまで前屈。

2、右ひざを伸ばし、左ひざを軽く曲げてかかとを上げる。肩甲骨から動かすイメージで、上半身を右にねじる。

3、次に右ひざをかるく曲げて、かかとを上げる。肩甲骨から動かすイメージで上半身を左にねじる。2→3を15往復する。

エクササイズは、笑顔で行うと効果UP! 笑顔になると体の力みがとれ、しなやかに筋肉を伸ばすことができますよ。

衣装提供:GapFit モデル/ヤハラリカ 撮影/山上忠 ヘア&メイク/斉藤節子 取材・文/野口美奈子

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