年齢を重ねるとともに「減ってきた?」と気になりはじめるのが、「女性ホルモン」ではないでしょうか。この女性ホルモンをアップさせるには、日頃の食生活を工夫することが大事というのは、なんとなく想像がつくでしょう。「でも、そこに運動を加えればベスト!」と教えてくれたのは、バレエダンサーの武田亜希子さん。今回は武田さんに、女性ホルモンをアップしながら自律神経も整えるエクササイズを教えていただきました。
Contents 目次
■:女性ホルモンUPエクササイズ ステップ<1>
まずは、立った姿勢で行うエクササイズです。
右脚を左脚の前にクロスして立ちます。両腕を上げて、右手で左手首をつかみましょう。左手は手をパーの状態に開いておきます。
息を吐きながら、左手首をつかんでいる右手を右側へ引っ張り、上半身を右へ曲げます。このとき、クロスしている右脚に体重をかけるとより効果的です。上半身が前に傾かないように、真横に伸ばすことを意識しましょう。
左わき腹が気持ちよく伸びる感覚があれば正解です。
終わったら、前に出した脚とつかんでいる手をそれぞれ逆にして、反対側も同様に行いましょう(武田さん)
■:女性ホルモンUPエクササイズ ステップ<2>
つづいて、座った姿勢で行うエクササイズです。
床にあぐらをかいて座り、両ひじを曲げて胸の前で寄せます。背中は丸めて、目線はお腹に向けて。胸が閉じている状態を作ります。
お腹を引っ込めて、骨盤はうしろへ傾けるイメージです。
息を吐きながら両ひじを天井方向へ上げるようにまわし、半円を描きます。
うしろまでまわしたら、肩甲骨を寄せるようにぐっとうしろに引きます。このとき、同時に胸を反らせて大きく開きましょう。
両ひじを上げ、今度は最初に半円を描いた方向へ戻るようにまわし、元の姿勢に戻ります。
胸が閉じた状態から胸が開いた状態までを1回として、目安として5回くり返しましょう(武田さん)
■:女性ホルモンUPエクササイズ ステップ<3>
最後は、立った姿勢で行うエクササイズです。
脚を肩幅程度に開いてラクな姿勢で立ったら、胸の前で指をしっかりとからめるようにして両手を組み、自然にひじを曲げておきます。
上半身をツイストさせながら、リズミカルに左右に振ります。このとき余計な力はいりませんのでラクに行いましょう。ツイストさせた側のひじを、うしろに引くようにするとさらに効果的。この流れをほどよくくり返しましょう(武田さん)
自律神経も整えられるエクササイズのため、就寝前に行うのもおすすめです。
次回は、ほんの少し難易度をアップした中級編のエクササイズをご紹介します。
取材・文/高田空人衣