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「リセットストレッチ」で姿勢を矯正! 目指すは-3kg見えのスラリ体型

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「リセットストレッチ」で姿勢を矯正! 目指すは-3kg見えのスラリ体型

隠れ家的パーソナルトレーニングジム「STUDIO Apro.(スタジオアプロ)」主宰のKAORUさん。フィットネスクリエイティヴディレクターとして独自のメソッドを構築してスタジオを率いる一方で、名だたる女優やモデル、美容家たちから指名が入る、人気のパーソナルトレーナーとして活躍しています。30年以上、フィットネス業界で活躍しているKAORUさんがレクチャーするのは、長年のクセでかたくなってしまった筋肉を「リリース」でほぐしたのち、ヨガやピラティスをベースにした独自の「ストレッチ」で、体本来の機能を取り戻す「リセットストレッチ」。機能的に動ける体に導くことで、理想のボディラインに近づけます。今回は猫背の方必見! スラリと見える、姿勢矯正のリセットストレッチを教えていただきます!

監修 : KAORU (パーソナルトレーナー)

表参道にある隠れ家的パーソナルトレーニングスタジオ『STUDIO Apro(スタジオアプロ)』主宰。全日本エアロビクスチャンピョンシップトリオ部門の初代チャンピオン。フィットネス指導歴30余年の経験から考案したリリースをベースに、ヨガやピラティスを組み合わせた独自のメソッドで、クライアントを理想のボディラインに導く。顧客には、女優やモデル、美容家など美の感度が高い人たちも多く、あのヘア&メイクアップアーティスト・藤原美智子さんからも指名が入るほど。「いくつになっても体は進化できる」をモットーに、多くの人たちの美と健康の生涯サポーターを目指す、奇跡の58歳。新刊に『女優やモデルのおうち習慣 テニスボールダイエット』(幻冬舎)がある。

Contents 目次

テニスボールを使ったリリースで、肩や鎖骨周りをほぐす!

スマホやPCを日常的に使う生活で、現代人ほとんどの人が猫背になっています。姿勢が悪いと自覚している人も少なくないようですが、どこから矯正していけばいいのか悩むもの。
KAORUさんによれば、姿勢矯正のためにまず始めたいのが、肩と鎖骨周りの「筋肉ほぐし」=「リリース」です。

「ピンとした姿勢に関わるのはどこだと思いますか? それは体の支柱となる背骨ですよね。そして背骨の動きと深く関わるのが肩関節や肩甲骨です。とりわけ猫背の人は肩甲骨と密接な関係を持つ、肩関節や鎖骨周りの筋肉がかたくなっています。試しにテニスボールを当てて転がしてみてください。痛みを感じませんか? それはこっている証拠。まずはこの部分をほぐすことから始めましょう。この部分のかたさがとれると肩甲骨の可動域が広がり、巻き肩が改善し、姿勢がグンとよくなりますよ」(KAORUさん)

<1>肩の側面をテニスボールでほぐす
巻き肩を改善するには、肩関節に関わる「三角筋」をほぐします。左肩の骨の横、骨のすぐ下 5cmくらい下がったところから、ひじの上あたりまでテニスボールを10~15往復転がします。反対側も同様に行いましょう。

<2>鎖骨周りをテニスボールでほぐす
巻き肩の人は、前側もこっています。鎖骨周りの筋肉がこりかたまっているので、ここもテニスボールでほぐしましょう。右手にテニスボールを持ち、鎖骨下あたりをなぞるようにテニスボールを転がし、10~15往復。反対側も同様に行いましょう。ここをほぐすことで、縮まっていた胸筋がやわらかくなり、胸をピンと張れるようになります。

背中をストレッチして猫背を改善!

「巻き肩の原因となっている肩や鎖骨周りのこりをほぐしたら、背骨回りの筋肉を伸ばすストレッチを加えましょう。背骨や肩甲骨の動きがなめらかになり、とくに上半身の姿勢がよくなります」(KAORUさん)

イスを使ったキャットストレッチ

イスから少し離れてひざ立ちになったら上体を前に倒し、写真のようにひじをイスの座面に乗せます。両腕は頭につけて、手のひらを頭の上で合わせましょう。軽く脱力したら、この姿勢を20秒キープ。重力により上体が自然と沈むと同時に、腕~背中が伸び、丸まっていた胸が自然と開くのを感じましょう。

<これはNG>
腕や肩に体を預けすぎると、首がすくんで、肩が上がり、背骨がきちんと伸びません。

床で行うキャットストレッチ

イスを使わずに、ストレッチする方法もあります。

<1>
腕は肩幅、脚は骨盤幅に開き、両ひざと両手を床につきます。指の先は体側に向けましょう。

<2>
息をゆっくり吐きながらお腹を引き上げ、背骨を丸めます。目線はおへそのほうに向けましょう。

<3>
息を吸いながら、背骨を1本ずつ伸ばすつもりで、背中を自然に反らせます。背中と同時にお腹の伸びを感じましょう。1~3を3~5回くり返します。

kaoru

姿勢がよくなるとそれだけでスラリとした印象に早変わり。さらに、あごが前に出なくなるので、二重あごも改善されるなどうれしいこともあるようです。日中、長時間パソコンやスマホを使う人は、巻き肩になりやすいので、このリセットストレッチを朝や寝る前など、毎日の習慣にしてみてくださいね。

撮影/徳永 徹 ヘア&メイク/辻元俊介(ラ・ドンナ) 取材・文/平川 恵

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