健康志向な女性なら、一度は聞いたことがあるであろう『糖化』。酸化と同じように体の老化に関係する『糖化』を防ぐためには、「食事だけでなく日頃の運動にも糖化の予防に最適なエクササイズをとり入れると効果的!」とコンテンポラリーダンサーの得居幸さん。今回は運動が苦手な人でもとり入れやすいエクササイズをご紹介します。
Contents 目次
■:食後1時間後からスタート!
糖化予防のためには、食後1時間後に血糖値が上がってきた頃から有酸素運動をとり入れることがベストなんです。
エクササイズをするときにはこのタイミングを狙い、やっている最中はどのエクササイズも呼吸を止めないように行ってくださいね。水分補給や休憩も適宜行いましょう。
■:糖化防止エクササイズ初級編<1>
床に座って行う、脚全体のエクササイズです。
背中を伸ばした姿勢で両ひざを立てて座り、両ひじは軽く曲げて、わき腹につけるように引き寄せます。
右脚を前に伸ばしたら、次は左脚を伸ばして両脚が伸びた状態に。
ひざを曲げた最初の姿勢に戻るように、右脚、左脚とひざを曲げた状態へ戻します。この脚の動きをリズミカルに行いながら、腕も同時に振りましょう。目安として2分間続けて。
元の姿勢に戻ったら、右脚、左脚の順に外側へ脚を広げます。
その姿勢のまま右脚、左脚の順に元に戻します。
ひざを立てた状態をキープし、腕を振りながら、目安として2分間続けましょう。
最後に両脚を伸ばして、脚のつけ根からつま先まで、大きく深呼吸しながら手のひらでやさしくさすり、疲れを流しておきましょう(得居さん)
■:糖化防止エクササイズ初級編<2>
次は両ひざを伸ばして座ったまま、ウエストに効かせるエクササイズを行います。ひじは軽く曲げて、わき腹へ引き寄せます。
右ひじを前に振り、同時に右側のお尻を1歩前に踏み出します。腕とお尻を連動させて、右→左→右→左…と8歩前進します。お腹を引き上げ、ウエストをひねることを意識して行うのがポイント。
8歩前進したら、右→左→右…の順番で最初の位置まで後進します。
次は左腕、左側のお尻からスタートし、同様に8歩前に前進したら、左→右→左と後進します。この流れを3分を目安に続けてみてください(得居さん)
■:糖化防止エクササイズ初級編<3>
最後は床に座ったまま、脚全体のエクササイズをしていきます。
背すじを伸ばして、あぐら、正座、長座のいずれかで床に座ります。両ひじを曲げて胸もとに近い位置に寄せて、手のひらは正面へ向けましょう。
両手を前に押しながらまっすぐ伸ばし、手首から二の腕までを一直線にします。
姿勢をキープしたまま、両手を体の真横まで移動させて、しばらくキープしてから正面に戻し、ひじを伸ばす前の位置まで引き寄せて最初の姿勢に戻ります。
この流れを1回とし、目安として2分がんばりましょう。終わったら、腕をさすって疲れを流しておきます。
この3ステップをセットで行うと、10分くらいになります。可能なら2セット、毎食1時間後に行うとさらに効果的です(得居さん)
すべて座って行うエクサのため、立った姿勢で行う運動が苦手な人にもとり入れやすいエクササイズです。
次回はちょっと慣れてきた人のために、中級編をご紹介します。
取材・文/高田空人衣