今年も残すところあとわずか。12月に入ってから連日のように行われる忘年会、パーティーで体についた脂肪を今年中になんとかしたい! そう思っている人も多いのでは? そのままお正月に突入してしまったら、今度は連日のごちそうに舌つづみをしている間に、3~5kg体重が増えるというのも、この時期はめずらしいことではありません。気持ちが浮かれてしまいがちなときこそ、“食べたら運動する”という習慣を忘れずに続けることが大切です。そこで、バレエダンサーの武田亜希子さんに内臓脂肪をリセットするエクササイズを難易度別に分けて教えていただきました。
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やせていても油断禁物な「内臓脂肪」
とくに、お酒を飲む機会や揚げものを食べる機会が多くなる今の時期に気をつけておきたいのが内臓脂肪。見た目がやせている人でも内臓脂肪がつくため、目に見えてわかりにくいからこそ油断禁物です。
年末の今のうちから、内臓脂肪に徹底アタックするためのエクササイズを強化して、少しでも内臓脂肪を減らしましょう!
内臓脂肪リセットエクササイズ<初級編>
<1>足を腰幅に開き、床に体育座りをします。両手は手のひらを体に向けて胸の前で組みましょう。息を吐きながら、ゆっくりと骨盤をうしろに傾けてお腹をヘコませます。このとき目線はお腹に向けて。
<2><1>の姿勢のままで、上半身だけを左右交互にねじります。手と顔だけをねじるのではなく、ウエストからねじるのがポイント。
左右1セットで10回くり返し、<1>の姿勢に戻りましょう(武田さん)
内臓脂肪リセットエクササイズ<中級編>
<1>両ひじと両ひざを床につけ、両ひざは曲げてつま先を伸ばします。横から見たときに、頭からひざまでが一直線になるように。両ひじは体の近くでつきましょう。
<2>ゆっくりと背中を丸めて骨盤を天井方向へ持ち上げます。同時にお腹をヘコませて。しばらくこの状態をキープしたら、ゆっくりと<1>の姿勢に戻ります。
この流れをムリのない程度にくり返してください。(武田さん)
内臓脂肪リセットエクササイズ<上級編>
<1>あお向けに寝た状態で、両ひざを曲げて外側に開き、足の裏を合わせます。手は頭のうしろに添えましょう。
<2>息を吐きながら、ゆっくりと頭を上げます。上げきったところで3秒キープしましょう。このとき、お腹はヘコませた状態をキープし目線はお腹へ。
3秒経ったら、息を吸いながら頭を下ろして元の姿勢に戻ります。
頭を上げるときは、首の力だけで上げないように注意。また、高さは必要ありませんので、両腕で頭をムリやり上げようとしないでください。手は、頭の重さを支えるだけでOK。この動きをするときには、とにかくお腹を引き締めて行うことがコツです(武田さん)
「来年こそはやせるぞ!」と目標を掲げている人は、ぜひ今年のうちからエクササイズの強化を始めてくださいね。
取材・文/高田空人衣