美ボディラインの決め手は“筋力”

女性は30歳過ぎると妊娠や出産というイベントが多く、体型が一気に崩れてしまう人も多いですよね。そして、40代に入れば出産に関係なく、30代よりも筋力が衰え、すっかり別人に…。どうにか体型をキープしたいといろんなダイエットにチャレンジする人がいますが、果たしてどうなのでしょうか。

「おばさん体型になりたくない！　と切実に思われるなら、単にやせるだけではダメです。ボディラインの崩れを防ぐためには、ゆがんだ姿勢を改善して、衰えた筋力を補強するエクササイズを行う必要があるんです」と城山さん。

ゆがんだ姿勢を改善するというと整体をメージする人も多いのではないでしょうか。また、筋力の衰えについては、筋トレの印象がありますが…エクササイズで改善できるのでしょうか。

「そうですね。私のスタジオにいらっしゃる生徒さんたちは、ただやせる、というより筋力をつけたい、とエクササイズに励んでいる人が多いです。現代の生活家電は便利な機能が増えたので、人が動かなくてもすべてロボットにお任せできてしまいます。また、仕事もデスクワーク作業が多くなり、運動する習慣も以前より減ってしまいましたよね。

これでは高齢化するにつれ、筋力が衰えて自分の体を自分で支えることができなくなってしまいます。そうならないために30代、40代のうちから筋力を鍛える習慣をつけておくといいですよ」と城山さん。

城山さんが教えてくださるプリエボディは、無酸素運動（筋肉を増やす運動）と有酸素運動（筋肉を使う運動）の両方が組み込まれたエクササイズで脂肪を効率よく燃焼していきます。さらに、その人の悩みを改善できるよう、タイプ別の動きも加わります。そうすることで、正しい姿勢に整い、筋力も養うことができ、崩れたボディラインを改善することが可能になるのです。

正しい姿勢に近づくとこれまでダイエットをして落ちなかった脂肪がキレイになくなり、美しいボディラインが手に入るということなのですね。

では、次に女性に多く見られる「反り腰」改善のエクササイズをご紹介していきます。

体幹を鍛えて、反り腰を解消！

エクササイズを行う際、お腹をへこませて肩の力を抜いて行います。腹筋を鍛えることで腰への負担が軽減され、反り腰も改善していきます。さらに、腹筋の力で体を支えることができるとくびれたウエストに！

前腹を鍛えてぽっこりお腹解消

1. あお向けになり両手は体側へ置く。両ひざは90度に曲げる。
2. 口から息を吐きながら上体を起こしていく。目線はおへそをのぞき込むようにして。（肩甲骨が床から浮かないくらいでOK）
3. 鼻から息を吸いながら、体を床へ戻す。

１～３を15〜20回を目安に行います。

姿勢を改善しながら、筋力も鍛えられて脂肪も燃焼できるなんて、忙しい現代人にはうってつけのエクササイズですね。子育て中のママから、シニアの方まで誰もがムリなく続けられるプログラムも嬉しいです。

＊著書　『姿勢を直すだけで全身が「上がる」プリエボディ　エクササイズ』
（株式会社ユサブル）

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Plié body fi tness hiroo

撮影／寺内康彦・鷲津敬之　文／FYTTE編集部