すっかりリモートワークに慣れてきたものの、家にいるとつい長時間のデスクワークをしてしまい、体のあちこちがこり固まったりしていませんか? 長時間パソコンの画面を見ていることで、眼精疲労もひどくなりがち。疲労が蓄積しないためには、意識して画面を見ない休けいの時間をとることが大切です。そんな休憩時におすすめのエクササイズを教えてくれるのは、コンテンポラリーダンサーの得居幸さん。デスクワークで主に疲労がたまりやすい指先からひじ、肩、首や背中の疲れをとり、視界をすっきりさせるためのエクササイズに挑戦しましょう。
Contents 目次
視界すっきり! 眼精疲労改善エクササイズ ステップ<1>
まずは、指先からひじのエクササイズ。
<1>床にゆったり座ったら、胸の前で左手のひらを外に向け、右手で左手の小指のつけ根を軽くつかみましょう。
<2>小指のつけ根から指先へ向かって、つかんでいる右手をスライドさせます。爪まできたら、3秒ぐっとつかんで手を離しましょう。小指が終わったら薬指、中指…と順番に、親指までほぐしてください。途中で肩が上がらないように注意しましょう。また、動きに集中しすぎて呼吸が忘れがちに。ゆったりと呼吸をしながら行って。
親指までほぐしたら、右手の指も同様に行います。
<3>右手の指をほぐし終わったら、両ひじを伸ばして両手を前に突き出します。指先は上に向け、指の間をしっかり開いたパーの形で5秒キープ。
<4>次に指先が下を向くように手のひらを握り、グーの形で5秒キープ。<2><3>の動きを1セットとし、目安として5セット行ってください。
<5>最後に、ひじを曲げて両手を肩の横まで上げ、指先の水を振り落とすようなイメージで、手首をブラブラと振りましょう。
視界すっきり! 眼精疲労改善エクササイズ ステップ<2>
次に、ひじから肩にかけてのエクササイズです。
<1>ラクな姿勢で床に座ったら、左ひじを肩の高さに持ち上げます。右手でひじ下、二の腕、わきまで、下へ向かって軽くつかみながらほぐしましょう。目安としてこれを3往復行って。
<2>左ひじを伸ばして肩の真横に上げて、手のひらを正面に向けます。右手は床において上体を支えましょう。
<3>息を吐きながら、肩を内側に回すようにして、左手の指先までゆっくりひねります。上半身と顔は右横へ向けて。この状態をしばらくキープしてから、息を吸いながらゆっくりと体を戻します。
この動きを5回行ったら、反対側も同様の動きを行ってください。
視界すっきり! 眼精疲労改善エクササイズ ステップ<3>
最後に、肩から首、背中に効かせるエクササイズです。
<1>両手のひらを天井に向けて、肩の真横で広げます。
<2>ひじを曲げて体に引き寄せます。このとき、肩はしっかりと下げておきます。
<3>息をたっぷり吸い、吐きながら首を右へ倒しましょう。首と一緒に肩が動かないように注意して行って。息を吸いながら戻り、吐きながら左側へも同様に首を倒しましょう。
この流れを左右で1セットとし、目安として3回行って。
<4>最後に手のひら全体を使って、耳のうしろから首の横をやさしくさすり、リンパを流します。
このあとに、先日ご紹介した『たった3分で目の疲れをすっきり! ダンサーが教える、眼精疲労解消エクササイズ』のステップ<3>を行うと、目の疲れをとるのにより効果的です。
ぜひ疲れたときにとり入れてみてください。
取材・文/高田空人衣