外出自粛により家で過ごすことが多い今、PCやスマホを使ったりテレビを見る時間が自然と増えていませんか。そうすると、生活のほとんどが近くのものばかりを見て、目を酷使することばかりになっている状態。在宅で仕事をしているという人も、目の疲れをためないためにエクササイズをとり入れてみませんか?
Contents 目次
姿勢の乱れや眼精疲労を予防しましょう
とく自宅でデスクワークをしているみなさん、姿勢を正しく保てる環境は整っていますでしょうか? ただでさえ画面に近づきすぎた状態での作業が長時間になるとだんだん疲れてきて、無意識に腰が丸くなってきたりあごを上げてPCを見続けることになりがち。姿勢の乱れや眼精疲労を予防に効果的なエクササイズをして、デスクワークがはかどる体を作りましょう。
さっそく、コンテンポラリーダンサーの得居幸さんが教えてくれたイスに座ったままできるエクササイズに挑戦してみましょう。
眼精疲労予防エクササイズ ステップ<1>
ひざをそろえてイスに座ります。ひざをそろえるのがツライ人は、軽く開いていてもOK。右手は左ひざの外側を、左手はイスの背面をもちます。背もたれでも座面のフチでも持ちやすいところでかまいません。
<2>たっぷり息を吸い、吐きながらお尻でイスの座面を押すようにして、状態をゆっくりと左へひねります。このとき、背中をぐっと伸ばすこと、おでこの中心から振り返ることを意識して行えるとより効果的。
<3>息を吸いながら、体を正面に戻します。手を入れ替えて、反対側も同様の動きを行ってください。
眼精疲労予防エクササイズ ステップ<2>
<1>イスに座ります。両手のひらを床に向けて、ひじをまっすぐ前に伸ばし、肩の高さでそろえます。
<2>右手を前に出し、左手はうしろへ引くように肩甲骨からスライドさせるように動かします。
<3>今度は左手を前に、右手をうしろにスライドさせるように肩甲骨から動かします。 左右の手の高さが変わらないように注意をしながら行ってください。
(※写真は左右の手の動きがわかるように高さをズラしています。)
<2><3>をテンポよくくり返し、肩甲骨や背中まわりを動かして代謝を上げます。左右で1回とし、30回を目安に行いましょう。
<4>最後に両手を腰に回してます。手の甲を腰に当てて息を吸い、吐きながら腰を丸めて首をラクに落としたら、肩を内側に出して肩甲骨の間を広げましょう。
眼精疲労予防エクササイズ ステップ<3>
<1>イスに座り、右ひじを真上に伸ばします。左手でイスの座面の左のふちあたりを持ち、体のバランスをとりましょう。
<2>息を吸い、吐きながら上体を左へゆっくりと倒します。視線は右ななめ上を軽く見上げましょう。このとき、状態は大きく倒す必要はありません。お尻で座面を押し続けられる角度までを目指して倒しましょう。
しばらくキープし上体を<1>に戻したら、手を入れ替えて反対側も同様の動きを行ってください。
<3>最後に、両手を胸の中央に重ねます。そのままやさしくクルクルと円を描きながら、ゆったり呼吸をとりましょう。
このエクササイズを行うと、胸とPC画面との距離が保ちやすくなりますよ。
眼精疲労の予防や姿勢の改善のために、ぜひやってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣