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鏡の前で「ちょっと老けたかも…」 そんなときこそとり入れたい「ごま」の超アンチエイジングパワー
みそ汁やおひたしなどにちょい足しできる「ごま」。見た目は地味な食材ですが、じつは栄養豊富なうえ、美肌や美髪など全身のアンチエイジング、さらには健康管理にも役立つスーパーフードです。そこで、今回は予防医学を診療の軸とする伊藤明子先生の著書『医師がすすめる抗酸化ごま生活』(アスコム)から、ごまのチカラをパワーアップさせ、効率よくとり入れる“技”をダイジェストでご紹介! ぜひ、日頃のエイジングケアにとり入れてみましょう。
Contents 目次
老化の原因「酸化」と「糖化」を抑える!
老化の原因となるのは体の「酸化」と「糖化」。しかし現代人の食生活は酸化と糖化を進めやすい食べ物だらけ。そこで予防医学の観点から伊藤先生がオススメする食材が「ごま」です。
ごまは酸化と糖化を抑える抗酸化力・抗糖化力の高い食べ物として知られます。
そしてごま特有の成分といえば、「セサミン」。
「セサミンは、体内に吸収されると肝臓の代謝を活性化させ、高い抗酸化作用をもつようになることが知られています。セサミンのほか、セサモリン、セサミノールといった成分が含まれており、この3つは総称して『ゴマリグナン』と呼ばれています」(伊藤先生)
高い抗酸化作用をもつゴマリグナンには、ごまのパワーが凝縮され、体内で「抗酸化力」「抗糖化力」を発揮します。
そのほか、たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミン類、ミネラルなどが豊富に含まれていて、まさにスーパーフード。栄養バランスのよさから、以下のような人にもぜひオススメといいます。
・風邪にかかりやすい人
・お通じがよくない人
・高血圧で悩んでいる人
・骨を丈夫にしたい人
・貧血を解消したい人
・認知症リスクが気になる人
・肌や体に年齢を感じている人
すりごまを「1日大さじ2杯」
ごま製品のなかでも、「すりごま」は抗酸化力・抗糖化力を丸ごと吸収できて、なおかつ手軽に使いやすいのでオススメです。
「丸のままのごまは皮がかたくてごまの栄養が吸収されずにそのまま出てしまうことも多いですが、すりごまは厚い皮がすりつぶされていて、栄養を吸収しやすいのです。粉状なので、ふりかけたり混ぜたりするだけで、どんなお料理にもすぐ使えるうえに、香りやコクも出て料理がおいしくなります」
市販のものでも、そのままの栄養をいただける、皮ごとすりつぶしたごまがオススメ。毎日大さじ2杯分を目安に、60gくらいのパックなら1週間で使い切るようにしましょう。
アボカド+すりごまで「ワカモレ」を作ろう!
いろいろなメニューに活用できるごま。ここでは、アボカドと組み合わせた伊藤先生考案のアレンジレシピ「アボカドとすりごまのワカモレ」をご紹介しましょう。
【材料】(2人分)
すりごま 大さじ1
アボカド 1個
玉ねぎ 1/4個
レモン 1/4個
ピンクペッパー(実) 適量
亜麻仁油 小さじ1
レモン汁 小さじ2
塩 少々
タバスコ 小さじ1/4
黒こしょう 適量
【作り方】
(1)アボカドは皮をむき、種をとり除いてひと口大に切る。玉ねぎはみじん切りにする。
レモンは小さめのいちょう切りにする。ピンクペッパーはつぶしておく。
(2)ボウルにアボカドを入れてフォークでつぶし、みじん切りにした玉ねぎ、亜麻仁油とレモン汁を入れて混ぜる。
(3)すりごま、塩、タバスコを加えてよく混ぜ合わせる。
(4)(3)を器に盛りつけ、つぶしたピンクペッパーと黒こしょうをふり、レモンを添える。
次は、ごまの抗酸化力をさらに高めた伊藤先生考案「抗酸化ごま」についてお伝えします。