気温も湿度も高く、暑さのせいで寝苦しい、寝つきが悪い、睡眠が浅いと感じることはありませんか? 睡眠の質が低下してしまうと日中の体力や集中力が低下しやすくなってしまいます。今回はエステティシャンの私も実践している夏の寝苦しい夜の睡眠の質を上げるコツについてご紹介します。
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入浴は睡眠の2~3時間前に済ませておく!
暑い夏はシャワーだけで済ませたいところですが、シャワーだけでは汗は流せても深部は温まりにくいです。日中は汗やエアコンが効いた部屋にいて体の芯が冷え切っていることもあります。
深い眠り、質のよい睡眠をとるためにはぬるめのお湯にゆっくりつかり、体の芯を温めて血行を促しましょう。
お風呂から上がると体がポカポカして暑いと感じることもありますが、お風呂から上がって90分~120分後には体内の温度が低くなります。この体内温度が低下するときに自然な眠気が起こり、快適な睡眠に導きやすくなります。
寝る直前に入浴すると体内の温度が高い状態のため寝苦しく感じるので、寝る2~3時間前には入浴を済ませておくことが重要です。
アロマ入浴もしくは部屋の香りでリラックス
1日の終わりは疲れた体を癒し、頭や体をオフにすることが大切です。アロマの中でもウッディーなヒノキの香りや精神をリラックスさせるカモミールやラベンダーがおすすめです。
100%天然のエッセンシャルオイル(精油)を湯船に3~5滴ほど垂らし、浴室全体にアロマの香りを広げるとリラックス効果が高まります。
ほかにも、寝室やリビングにアロマディフューザーを置き、室内にアロマの香りを広げて、お風呂上がりはゆっくり過ごすのもおすすめです。
お風呂上がりにバスタオルを使って体をほぐす!
まずストレッチ用のタオルを作ります。乾いたバスタオル1枚を用意します。
1.バスタオルを半分にたたみます。
さらに半分に折り、クルクルと丸めます。
ストレッチ用のタオルが完成します。
2.あお向けに寝転び、少し脚を広げ、つま先をやや外側に向けます。
丸めたタオルを尾てい骨の下に置き、手のひらは上向きにします。
腰がグッと持ち上げられるような体勢になったら、体の力を抜いて骨盤をゆるめるようにして1分ほどリラックスします。
3.次に肩甲骨のあたりにタオルを置き、手のひらは上向きのまま、腕を真上に伸ばして約30秒ストレッチします。
4.手のひらを上向きのまま、ゆっくり腕をおろし、深呼吸しながら約30秒キープします。
腰や背中、肩周りのかたくなった筋肉がストレッチされて、さらに胸が開いて呼吸が深くなり気持ちいいですよ。
就寝時はアイスノンや冷却ジェルで頭を冷やす
就寝中にエアコンなどで部屋を涼しくしている人も多いですよね。
室温が下がりすぎてしまうと体温が下がり免疫力の低下によって風邪を引きやすくなってしまいます。
エアコンの温度は27~28度に設定し、風を体に直接当てるのではなく部屋の中の空気を流すようにします。さらに室内湿度を50%ほどに保つとより快適な睡眠が得られます。
体が暑くて寝つきが悪いと感じる場合は、アイスノンや冷却ジェルをタオルに包み、大動脈が通っている首や後頭部に当てて寝るのもおすすめです。
暑い夏の日でも、快適で質のよい睡眠をとるためには寝る直前にお風呂に入るのではなく、適度なクールダウンをし、体をリラックスさせましょう。ぜひ参考にしてみてください。