花粉症がつらい…そんなあなたに「免疫力を整えましょう!」とおっしゃるのは、バレエダンサーの武田亜希子さん。「花粉症が起こるメカニズムには、体内に侵入した花粉に対して免疫力が必要以上に攻撃してしまう結果、鼻づまりなどの症状としてあらわれてしまうと言われています。これらのことを踏まえると、いわゆる免疫力の誤作動は、自律神経の乱れも関係しているといえます」とのこと。自律神経をしっかり整えて、免疫力が正しく機能する体をエクササイズで作りましょう!
Contents 目次
花粉症対策エクササイズ ステップ<1>
<1>両脚が左側を向くように、床に横座りをします。右手は体のうしろでつき、左手は体の前で床につきます。
<2>右脚に左ひじを曲げて置き、上半身を右側へねじりながらストレッチします。このとき、体の空気をゆっくりと抜いていくイメージで息を吐き、上半身はなるべく小さく丸めるイメージで行って。とくに背中をねじりながら丸めることを意識しましょう。
<3>息を吸い上半身をまっすぐ戻したら、右腕を上げ、上半身は真横に傾けて左側へストレッチ。右のわき腹がとくに気持ちよく伸びる感覚があるとよいです。ほどよくキープしたら、横座りの向きを逆にして、反対側も同じ動きをくり返します。
この動きは、とにかく体の力を抜くことがポイント。呼吸に意識を向けてリラックスして行うことが大切です。
花粉症対策エクササイズ ステップ<2>
自律神経を整えながら、体幹を鍛えられるエクササイズです。
<1>あお向けに寝ます。両ひざを曲げて、脚は腰幅に開きます。
<2>息を吐きながらお尻を上げていきます。
お腹を引き締めてひきしめて骨盤をうしろに傾けながら、尾てい骨から順に、背骨をひとつひとつ床から離していくイメージで行って。上半身が一直線になるところまで目指しましょう。
<3><2>の体勢のまま右腕を頭の横に伸ばし、左脚を床から離してゆっくりと伸ばしながら上げます。お腹を引き締めて、姿勢をキープ。息は止めないように気をつけてください。
<4>右腕と左脚を元に戻し、<2>の体勢に戻ります。背骨の上部から、ひとつひとつ骨を床に戻していくイメージで、少しずつ下ろしていきます。最後に骨盤と尾てい骨が床につくように。この動きを3回。上げる脚と伸ばす腕を逆にして、反対側も3回を目安に行います。
早さは必要ありませんので、息を止めないように気をつけながら、ゆっくり行ってくださいね。
花粉症対策エクササイズ ステップ<3>
ステップ3は、背中をしっかりほぐすことで自律神経を整え、免疫力を正常に働かせることにつなげるエクササイズです。
<1>両足を腰幅に開いて立ち、天井方向へ向かって気持ちよく伸びます。
<2>両腕を横に開きながら胸を前に突き出し背中を張った状態で、両ひざを曲げて出っ尻の体勢に。
<3>上半身を下ろしていき、手が下までついたら両ひざを曲げ、上半身を丸めてリラックスしましょう。
<4>両ひざを伸ばし、上半身は背骨をひとつひとつ積み上げるようにして、上半身をまっすぐ起こして<1>に戻します。この流れをほどよくくり返しましょう。
ステップ3の動きは、波を打つイメージで背骨をなめらかに動かすことがポイントです。慣れが必要ですが、ぜひ継続して目指してみてください。
頭痛、鼻づまりすっきりエクササイズと合わせて行ってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣