意外な組み合わせに思える、花粉症と腸。バレエダンサーの武田亜希子さんによると、花粉症がツラいのは、腸内環境との関連があると言われているからだそう。腸内環境をよくするためには、食事の改善だけにとらわれがちですが、運動をとり入れることも必要不可欠。体を動かすことで血流がよくなるので、腸の働きも活発になり、それが腸内環境改善の手助けになるからだそうですよ。というわけで、今回ご紹介するエクササイズは、腸改善にフォーカス! 花粉症もまとめて、退治しちゃいましょう!
Contents 目次
花粉症対策エクササイズ ステップ<1>
朝の目覚めにおすすめ! 布団の中でできるエクササイズです。
<1>あお向けに寝たら、両腕を頭の横で伸ばします。
脚は両ひざを曲げてなるべく上半身に引き寄せましょう。
<2>息を吐きながら両ひざを右側へ倒します。このとき、曲げている脚の角度を少しゆるめましょう。目安として、股関節とひざがそれぞれ直角になる程度。
お腹周辺がねじれて、伸びている感覚があると〇。両肩は床から離れないように注意して。
<3><1>の姿勢に戻り、再び両ひざを曲げたら上半身に引き寄せて、反対側も行いましょう。目安として、左右5回ずつ行ってください。
花粉症対策エクササイズ ステップ<2>
ステップ2は、腸周りの血行をよくしながら、腹筋も鍛えられるエクササイズです。
<1>あお向けに寝ます。両ひざを軽く曲げて上に持ち上げ、両腕は体の横に伸ばします。
<2>息をすっとすいながら、腰を一瞬浮かせましょう。このときお腹に力を入れます。一瞬浮かせたらすぐに<1>へ戻ります。目安として10回。慣れてきたら、回数を増やしてください。
余裕がある人は、両ひざを伸ばした状態で行ってみるとよいですよ。
ちなみに、この動きは脚で勢いをつけてしまいがちですが、腹筋を使うことがポイントですので、脚力ではなく腹筋を使いましょう。
花粉症対策エクササイズ ステップ<3>
最後は、腸の働きを活性化させてくれるエクササイズです。
<1>両ひざを曲げて座り、両手でひざを抱えます。
<2>上半身をうしろへ倒しながら右側へひねります。
お腹を引き締めて、両手は右脚の外側に添えてひねりを強くしましょう。わき腹周りがぐっとひねられている感覚があるとベストです。
<3><1>の姿勢に戻り、反対側も同様の動きを行います。この流れを、ほどよくくり返しましょう。この動きのコツは、ていねいにゆっくりと行うこと。利き手、利き足があるように、ひねるときにも左右どちらかがひねりが浅い、深いと左右差を感じるかもしれません。なるべく左右均等にひねれるようになると◎。
また、お腹を引き締めることをつい忘れてしまいがちになりますので、お腹への意識をしっかりもった状態で行ってくださいね。
ほかの花粉症対策と合わせながら、今回紹介したエクササイズを行って花粉症シーズンを乗りきりましょう!
取材・文/高田空人衣