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焼き肉を食べるとき、「食中毒」を防ぐために注意したいことは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
調理をするときに、また気温が上がってくると気になるのが「食中毒」ではないでしょうか。食中毒を防ぐためのちょっとした注意や、手洗いのコツ、食中毒が起きやすい条件などについて、クイズ形式で再確認! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「食中毒」です。
Contents 目次
問題1
「食中毒」を防ぐための3つの原則があります。「つけない」「増やさない」 と、もうひとつは次のうちどれ?
□こわがらない
□あせらない
□やっつける
□ほうっておく
正解は…………?
「やっつける」です。
「食中毒」とは、食中毒を起こすもととなる細菌やウイルスのついた食べものを口にすることで、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状を伴うことです。これらの細菌やウイルスが食品についていても、見た目にはわかりません。そこで大事なのが、まずは食品に菌を「つけない」こと。 手はもちろんのこと、器具や野菜などをきちんと洗います。次に食品を冷蔵庫などで低温保存し、菌を「増やさない」こと。そして、食材の中心まで熱を通し、しっかりと加熱して菌を「やっつける」こと。これらが“食中毒予防の三原則”といわれます。
「食中毒」の発生が多くなる時期は、次のうちいつ頃だと思う?
□3~5月
□6~8月
□9~11月
□12~2月
答えは「6~8月」です
食中毒の原因となる細菌の多くは、約20℃で活発に増殖しはじめて、人間や動物の体温ぐらいの温度で、増殖するスピードが速くなると言われています。日本の夏は湿度が高くて、暑さもあるため細菌の増殖に最適な環境です。初夏の6月あたりから、「食中毒」の発生が多くなりますので、この時期は特に注意が必要になります。
「食中毒」を発症させる物質のなかで、人にだけ感染するのは、次のうちどれ?
□ノロウイルス
□サルモネラ
□カンピロバクター
□腸炎ビブリオ
答えは「ノロウイルス」です
上記の中で「ノロウイルス」は、人にだけ感染します。感染力が強く、二次感染もあります。「かき」などの二枚貝を生の状態や充分に加熱をしないで食べた場合に多く発症し、特に12~2月にかけて増える傾向にあります。 このウイルスは、熱に弱いので、85℃以上1分間以上の加熱で死滅します。焼きがきやかきフライなども、中が半生にならないように注意が必要です。かきフライ1個につき、3分間以上揚げれば、中心部が85℃になります。
「焼き肉」を食べるときに、注意したいこととして、間違っているのは、次のうちどれ?
□肉は食べる直前まで低温で保管
□きちんと手の消毒をしてから食べる
□器具類は洗浄してから使用する
□焼くときも食べるときも自分の箸以外は使用しない
答えは「焼くときも食べるときも自分の箸以外は使用しない」です
生肉には、細菌のカンピロバクターが高い確率で潜んでいます。加熱すれば、菌は死滅しますが、調理中の手や器具類を介して移り、そこから食中毒を引き起こすこともあります。箸は特に注意が必要で、焼くときと食べるときの箸は、別のものを使うようにしましょう。手や器具類の消毒は基本になります。また、ステーキのような厚切り肉を焼く場合は、常温に置いてから焼いたほうが、中まで火が入り、じょうずに焼くことができます。レアステーキといった食べ方もありますが、食中毒予防という観点から考えると、しっかり火を通したほうが安全です。
日々の生活の中、みなさん「手洗い」はしていることでしょう。正しい「手洗い」は、次のうちどれ?
□ためた水で、しっかりと洗う
□石けんを泡立たせないようにして洗う
□洗う時間は長ければ長いほうがよい
□指の間・手首もしっかり洗う
答えは「指の間・手首もしっかり洗う」です
手には、さまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌が食べものにつかないようにするためには、手洗いがとても大事です。調理を始める前、生の魚や肉、卵をとり扱う前後、調理中、途中でトイレに行ったあと、鼻をかんだあと、動物にふれたあとなどなど。手を洗うとき、はじめに流水で洗うのは、水で落ちる汚れを落とし、石けんの泡立ちをよくするためです。泡立てた石けんは流水で落ちなかった汚れを浮き上がらせますので、さらに流水でよくすすぐことで、細菌汚染を防ぐことができます。また、汚れた手には消毒剤が浸透しないため、その点からも手洗いが必要です。最低30秒以上は洗うことを勧められています。